【輸入車のベストセラー】ミニ・クーパー3ドアとエースマンにBEVのジョン・クーパー・ワークス登場!これでラインナップ完成?

公開 : 2025.02.28 12:05

内外装にさまざまなJCW専用アイテムを装備

そのハイパワーに見合うべく、内外装もJCW専用アイテムがおごられている。

エクステリアではフロントグリルとアンダーボディが完全に閉じられて空気抵抗を大幅に抑制し、フロントバンパーとリアスポイラーが生み出すダウンフォースで安定した走行を実現している。ミニJCW EのCd値は0.27(エンジン車のJCWは0.32)を達成している。

デリバリーは、2025年第2四半期以降を予定している。
デリバリーは、2025年第2四半期以降を予定している。    山田真人

ミラーやストライプ、フロントリップのアクセント、ブレーキキャリパーなどに赤のエレメンツを採用し、外観の力強さを強調している。アルミホイールも専用デザインだ。

インテリアでは、Eブーストボタン付きスポーツステアリング、スポーツシート(電動アジャスト/ヒーター/マッサージ機能付き)などのJCW専用アイテムを標準装備。またガラスサンルーフも標準装備される。

先進安全機能のドライビングアシストやインテリジェントパーソナルアシスタントなどの安全&快適装備は、他のミニと同様に充実されている。

車両価格は、ミニJCW Eが616万円、ミニJCWエースマンEが641万円。今年度のクリーンエネルギー自動車導入促進補助金はまだ発表されていないが、2024年度に東京都江東区で購入した場合、政府から65万円、東京都から45万円、江東区から10万円の計120万円だった。

なお、エンジン車のJCWも、ミニ(3ドア)、コンバーチブル、カントリーマンは継続して販売されている。このJCW電気自動車の登場で、新世代ミニのラインナップは、ほぼ完成したようだ。

ミニ・ジョン・クーパー・ワークスE(エースマンE)のスペック

全長×全幅×全高:3860×1755×1460mm(4080×1755×1515mm)
ホイールベース:2525mm(2605mm)
モーター:交流同期電動機
最高出力:190kW
最大トルク:350Nm
バッテリー総電力量:54.2kWh
一充電走行距離:421km(403km)
駆動方式:FWD
タイヤサイズ:225/40R18(225/40R19)
車両価格:616万円(641万円)

価格は写真のJCW Eが616万円、JCWエースマンE(写真)が641万円となる。
価格は写真のJCW Eが616万円、JCWエースマンE(写真)が641万円となる。    山田真人

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    山田真人

    Makoto Yamada

    1973年生まれ。アウトドア雑誌編集部からフリーランスカメラマンに転身。小学5年生の時に鉄道写真を撮りに初めての一人旅に出たのがきっかけで、今だにさすらいの旅をするように。無人島から海外リゾート、子どもからメガヨットと幅広い撮影ジャンルを持つ。好きな被写体は動くものと夕陽。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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