【よりドライバー志向に】ロールス・ロイス・ゴースト・シリーズII日本初披露!エレガントなデザインに進化
公開 : 2025.03.03 11:05
昨年10月に発表された『ロールス・ロイス・ゴースト・シリーズII』が、早くも日本に上陸しお披露目されました。よりドライバー志向となり、エレガントなデザインに進化しています。上野和秀による発表会レポートです。
ゴーストがシリーズIIへ進化
昨年10月に発表された『ロールス・ロイス・ゴースト・シリーズII』が、早くも日本に上陸し披露された。
ゴーストは2009年に第一世代が登場し、オーナー自ら運転するモデルとして送り出された。2020年には第二世代が送り出され、『ポスト・オピュレンス(脱贅沢)』をコンセプトに開発され、虚飾を抑え知性を感じさせるデザインとされたのが特徴だ。

2024年10月にゴースト・シリーズは、V12ツインターボエンジンを搭載するパワフルでドライバー指向、かつエレガントなデザインに改められ、シリーズIIへと進化した。
表現豊かでモノリシックなエクステリアは絶妙に進化し、洗練されたインテリアの仕上げや機能により、ビスポークを引き立てるキャンバスとしての存在感を一層高めている。
同時に、より大胆な力強さを表現するとともに600psにパワーアップしたブラックバッジ仕様と、ホイールベースを170mm延長したエクステンデット仕様が用意される。
シンプルなデザインのエクステリア
エクステリアではロールス・ロイスのデザインアイコンである、柔らかい光を放つイルミネーテッドパンテオングリルを継承するが、ロワグリルがすっきりとしたデザインに改められた。そこにはパンテオングリルを支えるようなクロームが追加され、落ち着きのあるデザインとなった。
デイタイムランニングライトはマトリクスLEDヘッドライトの上と横を吊り上がる形で囲み、シャープな印象を放つ。ヘッドライトハウジングにはダブル『R』モノグラムが配される。

テールランプの造形は、スペクターからインスピレーションを得たという。ふたつの弧を描くクロームのブレードが配され、側面にはダブル『R』モノグラムが控えめに刻まれている。
ホイールは22インチ径を採用し、フルポリッシュ仕上げと部分ポリッシュ仕上げが選べる。どちらも9本スポークで時代を超越した存在感のある精緻なデザインとされた。
また、イメージカラーの『マスティクブルー』を始めとする、表情豊かなビスポークカラーでパーソナライズが可能だ。今回展示されたゴースト・シリーズIIの外装色は、シックなアースカラーのエンペレドール・トリュフとなる。
デジタルカスタマイズの可能性
インパネのセントラルインフォメーションディスプレイには、高機能のスピリットオペレーティングシステムを採用。パーソナライズはハードウエアからソフトウエアに拡張され、ビスポークメーターで運転席からの眺めをデジタルカスタマイズすることが可能となった。
助手席の正面に配された天体写真からインスピレーションを得た『イルミネーテッドフェイシア』も、シリーズIから受け継がれた。シリーズIIではタイムラプスエフェクトが追加され、星が跳ねるような魔法のような輝きを放つ。

さらにシリーズIIからダッシュ中央に、スピリット・オブ・エクスタシー・クロックキャビネットが採用された。時計の下に配されたスピリット・オブ・エクスタシーが、下からのやわらかな光でショーアップされ、神々しい雰囲気を演出する。
シート表皮には、竹から作られた最新のレーヨン生地『デュアリティツイル』を選ぶことができる。この生地の開発には熟練の織物職人とのコラボレーションにより1年以上を要して実現。インテリア全域にデュアリティツイルを施すには、最大220万のステッチと11マイルの糸を使用し、20時間以上かけて丹念に製作する必要があるという。
このテキスタイルには、抽象的な刺繍で表現された『デュアリティ』グラフィックで、ブランド共同創設者のイニシャルである『R』と、フレンチリビエラに浮かぶセーリング・ヨットのロープをイメージしたラインを施すことができる。
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