【よりドライバー志向に】ロールス・ロイス・ゴースト・シリーズII日本初披露!エレガントなデザインに進化

公開 : 2025.03.03 11:05

V12ツインターボエンジンは571psを発揮

ゴーストIIに搭載されるのは6749ccの排気量を持つV12ユニットで、そこにツインターボチャージャーが加わり571psを発生する。そこに8速オートマティックトランスミッションを組み合わせ、4輪を駆動するのは前モデルと同様のシステムだ。

サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リアはマルチリンクで、エアスプリングが組み込まれ、4輪操舵システムを備えるのもシリーズIと同様。

6749ccの排気量を持つV12ユニットにツインターボチャージャーが加わり571psを発生。
6749ccの排気量を持つV12ユニットにツインターボチャージャーが加わり571psを発生。    上野和秀

足まわりには定評のあるプラナーサスペンションシステムを採用。フロントがダブルウィッシュボーン、リアはマルチリンク式をシリーズIから受け継ぐ。

フロントサスペンション上部には独自のアッパーウィッシュボーンダンパーユニットが組み込まれ、連続可変する電子制御式ダンパーやセルフレベリング機構付きの大容量エアストラットと連動しロールス・ロイス特有のマジックカーペットライドを実現する。

このほかカメラで前方の道路を読み取りサスペンションを可変する『フラッグベアラーシステム』と、GPSデータを利用してカーブに合わせた最適なギアを選択する『サテライトエイデッドトランスミッション』を備え、卓越したダイナミズムとアジリティを融合させている。

車両本体価格は3875万4000円から

発表会が行われた2月28日、ロールス・ロイス・モーターカーズ・アジア太平洋リージョナル・ディレクターのアイリーン・ニッケイン氏は、以下のようにコメントしている。

「ゴースト・シリーズIIは、ドライバーに焦点を当てたパワフルで妥協のないエンジニアリングとビスポークにより、ブランドの中核的な役割を担うモデルです。洗練されたエクステリアデザインと、比類なきクラフトマンシップを体現するマテリアルのアップデート、エフォートレスなドライビング体験が、審美眼の高い日本のお客様に温かく迎えられることを願っております」

ロールス・ロイス・モーターカーズ・アジア太平洋リージョナル・ディレクターのアイリーン・ニッケイン氏。
ロールス・ロイス・モーターカーズ・アジア太平洋リージョナル・ディレクターのアイリーン・ニッケイン氏。    上野和秀

さらにロールス・ロイス・モーターカーズ・アジア太平洋プロダクト・マネージャーのアイバン・カーン氏は、以下のように述べている。

「ゴースト・シリーズIIは4ドアグランドツアラーの真髄です。シームレスなエクステリアデザインとオーダーメイドのインテリアのクラフトマンシップ、卓越したエンジニアリングがゴースト・シリーズIIならではの体験を提供します」

なお、ロールス・ロイス・ゴースト・シリーズIIの日本での車両本体価格は3875万4000円からで、ここに選択したオプションやビスポーク装備の費用が加わるのは言うまでもない。すでに全国のロールス・ロイス正規販売店で受注を開始しており、納車は2025年第1四半期から開始する予定と発表された。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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