インフィニティQX30をジュネーブで発表
公開 : 2015.02.20 22:40 更新 : 2017.06.01 02:11
インフィニティは小型のクロスオーバー・モデル、QX30を来月のジュネーブ・モーターショーで発表する。現状、まだ2枚の写真しか公開されていないが、インフィニティによれば、”ハイ・クラスのユーザーに訴えかけるラグジュアリーなスモール・サイズのクロスオーバー” とコメントしている。
公開されたリアの写真では、メタル・スキッド・プレートを含み、いくつかのオフロード・スタイリングが見て取れる。またインフィニティは、アルミニウム製のトリムを持つフロント・バンパー、カーボンファイバー製のロワ装飾、ルーフ・バーなどを装備するとコメントしている。また、今回公開されたモデルは21インチ・タイヤとロー・プロファイルを履いている。
日産のラグジュアリー部門は、この新しいQX30が “プレミアム・コンパクト・セグメントに再び火を付けることになる” とし、”クーペのようなスリークなラインと、無骨なルックス、そしてクロスオーバーのシート・ポジションを持つモデル” としている。
QX30のライバルは、BMW X1およびアウディQ3となる予定で、その正当なライバルになるべくブラッシュ・アップが重ねられている。もちろんそのメイン・ターゲットは “都会に住み、週末に都会を脱出する人々” である。
このQX30の兄弟車であり、この秋にもデビューが予定されているQ30ハッチバックと共に、その生産は日産のサンダーランド工場で行われることとなる。共に、プラットフォームにはFWDのメルセデス・ベンツのA/Bクラスのものを使用する。また、エンジンについても、メルセデス製の4気筒ターボのガソリンおよびディーゼルを、独自にチューニングしたものを使用することとなっている。ハルデックス・システムを使う4WDはオプション設定だ。
インフィニティが何故この手のコンパクトでラグジュアリーな部門に手を伸ばしたかということについて、インフィニティのヨーロッパにおける責任者であるフランシス・ゴウピ・デ・ブーイエは、”EUにおけるプレミアム・カーのセールスの50%は、BMW 1シリーズやアウディA1に代表されるCセグメントにあるからだ。われわれも、その市場に何かを提供しないとならないと考えた。”と語った。また、ブーイエは、Q30、QX30共に北アメリカにも輸出されることを明らかにした。
“最初の年、2つのモデルで60,000台の販売を目標としている。そのうち、30,000台がヨーロッパ向けとなる。”とコメントしている。