【全モデルが電動化達成】レクサスLXに「700h」が登場 信頼性/耐久性/悪路走破性は絶対犠牲にしない

公開 : 2025.03.06 13:30

ラインナップ上、唯一電動車の設定が無かった「LX」に「LX700h」が発表されました。信頼性/耐久性/悪路走破性を電動化においても守り抜く事を第一とした、新しいパラレルハイブリッドシステムを開発しています。

LXを一部改良とLX700h発表

レクサスは、LXを一部改良し、さらに同社初となる新ハイブリッドシステムを搭載したLX700hを3月24日から発売すると発表した。メーカー希望小売価格(税込)はLX600が1450万円~2000万円、LX700hが1590万円~2100万円。

LXは、「世界中のどんな道でも楽に・上質に」をコンセプトとして、世界中のあらゆる道での走行に耐えうる運動性能と、レクサスらしい上質な乗り心地を両立するフラッグシップSUVで、現在では、世界約50カ国以上で愛されている一方で、ラインナップ上、唯一電動車の設定が無いモデルでもあった。

レクサスLX一部改良と「700h」が登場。
レクサスLX一部改良と「700h」が登場。

今回レクサスはLX700hの導入にあたり、LXが代々培ってきた「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を電動化においても守り抜く事を第一とした、新しいパラレルハイブリッドシステムを開発。

モータートルクを活かした、レクサスらしい走りの実現と共に、環境性能においては、車両使用時の年間CO2排出量をグローバルの全台数分でこれまで以上に低減しているという。

エンジンモデルを含めて、基本素性の向上により、ならではの走りの味”Lexus Driving Signature”のさらなるレベルアップを実施。ドライバーの操作に遅れなく反応する”対話のできる走り”に磨きをかけると共に、安全装備に関しては、より安全、安心に、最新のLexus Safety System+(LSS+)へアップデート。

また、同時に「オーバートレイル+」を新たに設定、先駆けて販売が開始された「GX」「NX」を含め、オーバートレイルの商品ラインナップを充実させていくと語っている。

チーフエンジニアのコメント

レクサス・インターナショナル・チーフエンジニア横尾貴己

「2021年に『世界中のどんな道でも楽に・上質に』というコンセプトを掲げフルモデルチェンジしたLXは、世界中のお客様から供給が追い付かない程のご好評をいただいており、改めて感謝申し上げます。

一方でカーポンニュートラル社会の実現を目指すレクサスのラインアップ中、唯一電動車の設定が無いというジレンマを抱えていたのも事実です。レクサスにとって、そして長らくLXに携わってきた私にとって、全世界の過酷な環境下で使用されるLXの電動化は、不可能と思えるほどの高いハードルであり、かつ悲願でもありました。

レクサスLX一部改良と「700h」が登場。
レクサスLX一部改良と「700h」が登場。

開発にあたり、最初に固めたのは『電動車であっても、歴代LXが守り抜いてきた信頼性・耐久性・悪路走破性は絶対に犠牲にしない』という強い意志と決意。どうしたらLXとして安心にお使いいただけるか、どうしたら生きて帰って来られるか、どうしたらレクサスらしい走りを実現できるか。

開発チーム一丸となり、たどり着いた答えが、新規パラレルハイブリッドシステムの開発とGA-Fプラットフォームの改良でした。発売から約3年が経過したガソリンモデルにおいても、Lexus Driving Signature のさらなる追求と安全・快適装備の充実を行いました。

『走りの味磨き活動』で得られた知見をHEVモデル共々惜しみなく投入し、”対話のできる走り”に磨きをかけると共に、電子プラットフォームの刷新によるLSS+の最新化など、より一層“楽に・上質に”ドライブいただける改良を施しています。

新たに『オーバートレイル+』パッケージも設定、お客様の多様なライフスタイルに寄り添うラインアップをさらに充実させました。電動化という新たなステージに踏み出した HEVモデルをはじめ、開発チームの想いと拘りによって造り上げたLXの新型モデルの走りを、ぜひともご体感ください」

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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