【盤石の首位】2025年2月期 軽自動車新車販売の車名別ランキング ホンダNボックスが9カ月連続

公開 : 2025.03.07 06:25

2025年2月期における軽自動車新車販売の車名別ランキングが発表されました。ホンダNボックスが9カ月連続の首位に立ち、前月と同じくスーパーハイトワゴンがトップ3を占有する結果となっています。

9カ月連続でのトップ

全国軽自動車協会連合会は、2025年2月期における軽自動車新車販売の車名別ランキングを発表した。

2025年2月期 軽自動車通称名別新車販売トップ10

1位 ホンダNボックス:1万8823台
2位 スズキスペーシア:1万5715台
3位 ダイハツタント:1万2404台
4位 スズキ・ハスラー:8589台
5位 ダイハツ・ムーヴ:8177台
6位 日産ルークス:7049台
7位 スズキ・ワゴンR:6981台
8位 スズキ・アルト:6071台
9位 ダイハツ・タフト:5301台
10位 ダイハツ・ミラ:5031台

9カ月連続首位となるホンダNボックス
9カ月連続首位となるホンダNボックス

2025年2月期の軽自動車の車名別ランキングは、ホンダNボックスが前年同月比13.8%増の1万8823台を記録して、9カ月連続でのトップに就く。続く第2位には、2024年9月にアクティブ志向のギアを追加設定したスズキ・スペーシアが同4.3%増の1万5715台を販売して位置。トップのホンダNボックスとの差は、前月の1509台から3108台へと再び広がった。

第3位には2024年10月に一部改良を図るとともに生産・出荷を本格再開したダイハツ・タントが同531.9%増の1万2404台を売り上げて入り、前月と同じくスーパーハイトワゴンがトップ3を占有する。

また、第4位には同4.5%減ながら8589台を登録したスズキ・ハスラーが前月から1つ順位を上げて入り、対して前月第4位のダイハツ・ムーヴは生産・出荷を本格再開して同577.5%増を果たしたものの8177台にとどまって第5位にダウンした。

注目モデルの動き

2024年11月に仕様変更を図るとともに生産・出荷を本格再開させたダイハツ・タフトは、前年同月比470.0%増の5301台を達成。

受注残の解消に力を入れるスズキ・ジムニーは、同27.9%増の4803台を成し遂げる。一方、三菱デリカミニは新車効果に減退感が出て、eKとの合算で同25.0%減の4508台と低迷。

9カ月連続首位となるホンダNボックス
9カ月連続首位となるホンダNボックス

また、軽EVのカテゴリーでは日産サクラが同32.5%減の1760台、三菱eKクロスEVが同20.6%減の250台と苦戦する。2024年10月にEVモデルのe:を発売したホンダNバンも既存モデルと合わせて同12.8%減の2429台と伸び悩み、好セールスが続いていた軽EVバンの三菱ミニキャブEVも同27.6%減の364台と停滞した。

対して、2024年11月に商品改良を実施するとともに生産・出荷を本格再開させたダイハツ・ハイゼット・カーゴ/アトレーは同279.9%増の7234台を達成。そして、2024年12月に安全性能の向上を図ると同時に生産・出荷を本格再開させたダイハツ・コペンは同2126.7%増の334台を記録した。

なお、登録車と軽自動車を合わせた2025年2月期の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが2カ月連続でのトップに立ち、第2位にはスズキ・スペーシアが1つ順位を上げてランクイン。

以降はトヨタヤリス、トヨタ・カローラ、ダイハツ・タントの順で続く。月間販売台数1万台超えは、前月から1車種増えて6車種となった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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