フォルクスワーゲン・シロッコR-ライン2.0TDI 184
公開 : 2015.02.23 23:30 更新 : 2017.05.29 18:57
■どんなクルマ?
スタイリングの変更、新型4気筒ガソリン・エンジンのの導入、インテリアの改良……等々、シロッコが昨年のジュネーブ・モーターショーで披露された時のウリ文句を耳にすると、その進化を期待せずにはいられなかった。
ところがどうだろう。先日われわれは、トップ・レンジに位置するシロッコRとR-ライン2.0TSIをテストしたのだけれど、結果はあまり芳しいものではなかったのだ。
今回テストするのは、同じ2.0ℓでありながら、ディーゼル版のTDIモデル。最高出力は184ps、19インチのアロイ・ホイールを履き、メタリック・ペイントを身にまとったR-ライン・グレードとなる。
フロント・バンパーやグリルも改められている。よって、ルックスからは勢いのよさを予感させられる。
燈火類も新しい意匠となり、リアから2本突き出したマフラーに至っては実用クーペというよりもむしろ、ホットハッチさながらの勇ましさを感じる。
これまでの記事でも記したとおり、ダッシュボードの中央部には3ダイアルの追加メーターが設置される。ここからは、油温計/ブースト計/ストップ・ウォッチによる情報を得ることが可能だ。
これらは1974年にデビューした初代シロッコのオマージュであり、その他の仕掛けと相まって、非常にスポーティな印象をもたらしてくれる。