トヨタ・アルファード
公開 : 2015.02.24 23:30 更新 : 2021.01.28 17:10
■どんなクルマ?
“アル&ヴェル” の愛称で親しまれる、トヨタの大型Lクラス・ミニバンがアルファード&ヴェルファイアだ。
ハイエースなどキャブ・オーバー型の1BOXとは異なり、フロントにエンジンを横置き搭載してFFあるいは4WDレイアウトを採用するLクラス・ミニバンは、優れた居住性だけでなく充実した室内装備などが人気を集め、いまやすっかり市場の中心的なカテゴリーとなった。なかでもダントツのシェアを誇るのが、この “アル&ヴェル” である。
2台の違いはエクステリア・デザインと細かな装備の違いによるもので、ドライブ・トレインは共通。グレード展開も名称の違いは多少あるものの、ほぼ同じ。車両価格もまったくの同一とされており、アルファードがトヨペット店扱い、ヴェルファイアはネッツ店扱いとなる。
そんなアルファードの初代モデルが登場したのは、’02年のこと。’08年に2代目へと進化すると同時に兄弟車のヴェルファイアが登場し、そして今回、両車ともフル・モデルチェンジを受けて新型へと生まれ変わった。
全車に3列シートと両側電動スライド・ドアを採用するという基本コンセプトは変わらず。エンジンは2.5ℓ直4/3.5ℓV6と、2.5ℓ4気筒+ハイブリッドという3種類。ハイブリッドのみ、電気式4輪駆動のE-Fourが用意される。
■どんな感じ?
と、ここまで何度か “ミニバン” という表記を用いてきたものの、新型アルファード&ヴェルファイアの開発者は、同車のコンセプトを「新世代の大空間高級サルーン」と発表しており、従来のミニバンとは一線を画す、としている。