【詳細データテスト】メルセデス・ベンツEクラス 強力で扱いやすいエンジン 高バランスのハンドリング

公開 : 2025.03.22 20:25

絶滅危惧種ながらポテンシャルの高いディーゼルワゴン。その美点を体現しているのが今回のE450d。力強くも低燃費で、日常使いも高速巡航もしやすく、ハンドリングはファンではないが高バランス。歴史に名を残しそうです。

はじめに

SUVの隆盛とディーゼルの没落が同時に起き、ディーゼルのファミリー向けワゴンは存続の危機を幾度も迎えてきた。今後数年で、消滅するかもしれない。とくに、トルクたっぷりの直6エンジンを積むモデルは。

少なくとも英国では、BMWがツーリングを含む3シリーズと5シリーズからディーゼルをなくした。アウディは、S6アバントが買えるほかは、A4とA6のアバントに設定するTDIを4気筒に絞った。

テスト車:メルセデス・ベンツE450dエステート・エグゼクティブ・プレミアムプラス
テスト車:メルセデス・ベンツE450dエステート・エグゼクティブ・プレミアムプラス    JACK HARRISON

それだけに、今回の物件は興味深いというユーザーも少なくないだろう。E450dは、そんな迫害されているニーズを満たしてくれるのだろうか。

記事に関わった人々

  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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