意外なほどパワフルで驚いた初ワインディング話【ヒョンデ・コナ長期レポート#9】

公開 : 2025.03.24 17:05

V2L給電器の使用も初体験

さて、前回までで普通充電を試したので、今回はV2L機能を試すことにした。ご存知のようにビークル・トゥ・ロードの略で、クルマから外部に給電できる仕組みだ。

コナの場合、フロントグリルのカバーを開け、車載されているV2L給電器を接続するだけと簡単。ちゃんと給電中のロック機能もあり、解除の方法さえ理解できていれば、何の問題もなく使用できるだろう。

V2L機能を初めて使用。アウトドアなのに遊び道具でないのが悲しい……。
V2L機能を初めて使用。アウトドアなのに遊び道具でないのが悲しい……。    平井大介

今回は、自宅からテーブルとイスを持っていき、コーヒーメーカー……は持っていないので、とりあえずパソコンを繋いでみたところ、スムーズに給電ができた。ちなみにコンセント自体は後部座席にもある。

ところで、アイオニック5もそうなのだが、コナは前席に『リラクゼーションコンフォートシート』が採用されている。これはスイッチひとつで背もたれや座面をリラックスできるポジションにしてくれるもので、長距離ドライブ時の休憩などで重宝するもの。座面が少し高くなるので、普通の椅子のように座れるのだ。

この日は富士モータースポーツミュージアムでの取材後に車内で休憩していたところ、そのポジションにいったん切り替えてそこから背もたれを少し起こすことで、パソコンを操作するのに最適な角度になることを発見。そこでうっかりデスクワークを始めたところ、気が付けばそのまま4時間(!)も作業を続けてしまった。

仕事が立て込んでいるのは歓迎すべきことではないが、コナのシートが快適であることを図らずも証明した形になったのである。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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