フォルクスワーゲン 『ゴルフGTI』誕生50周年記念モデル、6月発表へ 象徴的なホットハッチ

公開 : 2025.03.24 18:45

フォルクスワーゲンは高性能ハッチバック『ゴルフGTI』の初代モデルの誕生50周年を記念し、6月開幕のニュルブルクリンク24時間レースにて特別仕様車を発表します。

ベースはゴルフGTIクラブスポーツか

フォルクスワーゲンは、同ブランドを象徴する高性能ハッチバック『ゴルフGTI』の誕生50周年を記念して、6月に開催されるニュルブルクリンク24時間レースで記念モデルを発表する予定だ。

詳細はまだ明らかになっていないが、最近アップデートされたゴルフGTIクラブスポーツをベースに、50周年記念モデル専用のスタイリングや装備を採用する見込みである。

フォルクスワーゲン・ゴルフGTIクラブスポーツ
フォルクスワーゲン・ゴルフGTIクラブスポーツ

パワートレインが強化されるかどうかは定かではないが、現行のゴルフGTIクラブスポーツは2.0L 4気筒ターボチャージャー付きガソリンエンジンを搭載し、標準のゴルフGTIより 35ps高い300psを発生する。7速デュアルクラッチ・オートマチックギアボックスと機械式ロックディファレンシャルを介して前輪を駆動し、オプションのレースパッケージを装備した場合、0-100km/h加速5.6秒、最高速度267km/hに達する。

それに対し、1975年に発売された初代ゴルフGTIは、車両重量810kgという軽さが特徴の1つだった。1.6L 4気筒ガソリンエンジンは最高出力110ps、最大トルク14kg-mと、現在の基準では控えめな性能だが、4速マニュアル・トランスミッションと組み合わせることで、0-100km/h加速10.0秒、最高速度183km/hという性能を発揮した。

初代と同様、50周年記念モデルにはタータンチェックのシートや赤い内装アクセントなど、クラシックなGTIのデザイン要素が採用される見込みだ。

フォルクスワーゲンはゴルフGTIの特別仕様車以外にも、ニュルブルクリンク24時間レースのウィークエンド(6月19日~22日)のファンイベントで最新のゴルフR、ゴルフRヴァリアント、ゴルフRブラック・エディションを展示する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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