【チーム三菱ラリーアート】三菱トライトン、アジアクロスカントリーラリー2025参戦車をバンコクで発表

公開 : 2025.03.26 12:05

『ラリーアート』の名を再び掲げ、アジアクロスカントリーラリーに挑む三菱が、タイのモーターショーでトライトンをベースにした2025年のマシンを公開しました。2022年大会以来3年ぶりの王座奪還を目指します。

3年ぶりのAXCR王座奪還を目指す

三菱自動車は3月24日、タイ・バンコクで開催の『第46回バンコク国際モーターショー』会場にて、同社が技術支援するチーム三菱ラリーアートが本年8月にタイ〜カンボジアで開催されるアセアン最大のクロスカントリーラリー、『アジアクロスカントリーラリー2025(AXCR)』に、ピックアップトラック『トライトン』で参戦することを発表した。

ラリーアートのアイデンティティであるエネルギッシュなレッドカラーに、デジタルサンドストーム柄を配した新カラーリングをまとうトライトンの競技車両は改造クロスカントリー車両(T1)仕様。

『アジアクロスカントリーラリー2025(AXCR)』に挑む、チーム三菱ラリーアートの三菱トライトンT1車両。
『アジアクロスカントリーラリー2025(AXCR)』に挑む、チーム三菱ラリーアートの三菱トライトンT1車両。    三菱自動車

前年までのマシンからエンジンの耐久性向上を中心とした改良を施し、2022年大会以来3年ぶりの王座奪還を目指す。

昨年のAXCRではチーム三菱ラリーアートは、大排気量のライバルに対抗すべく動力性能と悪路走破性を高めたトライトン4台体制で挑んだ。競技後半のレグ4では総合首位に付けるも、エンジントラブルにより無念のリタイヤを喫した。

近年は8日間、約2000kmで競われてきたAXCRだが、第30回大会となる2025年では8日間、約2500kmと過酷さがより増していることから、今回出場のトライトンT1仕様はエンジンの耐久性向上のほか、足まわりなど各部の熟成を図ってポテンシャルをいっそう高めて、万全の体制で挑む。

増岡浩 総監督のコメント

「昨年は動力性能を大幅に強化した『トライトン』が、排気量が大きいライバル車と伍して戦うことができ、後半戦初日には大差をつけて総合首位に浮上しました」

「残念ながらトラブルにより戦列を去ることになりましたが、総合優勝するだけのポテンシャルを確認できました」

『アジアクロスカントリーラリー2025(AXCR)』に挑む、チーム三菱ラリーアートの三菱トライトンT1車両。
『アジアクロスカントリーラリー2025(AXCR)』に挑む、チーム三菱ラリーアートの三菱トライトンT1車両。    三菱自動車

「30回目の記念大会となり、日数、距離ともに過酷さを増す今年は、優れたポテンシャルを最後まで維持できるよう耐久性をいっそう強化して臨み、3年ぶりの総合優勝を勝ち取りたいと思います」

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

コメント

おすすめ記事

 
×