【最年少10歳で実車運転!】レクサスやBMWを使った『U-18運転予備校』って何だ?
公開 : 2025.03.27 11:05
なぜ、そこまでやるのか?
では、なぜこうした試みが行われているのか。目的は交通安全だ。
クルマを運転する立場になれば、クルマから見た歩行者や自転車の動きが理解しやすくなる。また、クルマの運転に興味を持ってもらうことで、交通安全に関する情報が、免許の持たない子どもや若者にとって、すんなり入ってくることを期待している。

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気になるのは法的な解釈だ。警察庁にはU-18運転予備校の主旨を説明して、実施について理解を得ている。基本的には私有地など公道でなければ、運転免許は必要ない。しかし、子どもに実車を運転させてしまうという試みに対して、世間では賛否両論あることは十分に承知している。
それでも、交通安全に対してまったく違う手法として、また『若者の車離れ』と世間で言われることが多い日本において、思い切ったアイディアを実行したのが、U-18運転予備校なのだ。
なお、実技後の講習では、無免許運転に対する、刑事責任、行政責任、そして民事責任について説明をしている。参加者には、貴重な体験によって交通安全についての理解を深め、そして実際に運転免許を取った後には楽しいカーライフを過ごしてもらいたい。
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