【新商品と新技術の投入計画】日産とインフィニティの計画を発表 地域別の主要モデル概要も公開

公開 : 2025.03.28 06:25

日産は、今後の新型モデルとマイナーチェンジ、そして25年度~26年度にかけて投入予定の新技術を公開しました。地域別の主要モデル概要も公開されており、商品の詳細は、各市場での販売開始が近づいたタイミングで発表されます。

日産の今後

日産は、今後の新型車とマイナーチェンジ車、そして2025年度から2026年度にかけて投入予定の新技術を公開した。

日産は革新的な機能を搭載したこれらの新商品を通じて、業績の向上、顧客ロイヤリティの向上、新規のお客さまの獲得、収益性の向上と持続可能な成長を目指すと述べている。

日産とインフィニティの計画を発表。
日産とインフィニティの計画を発表。

今後の商品ラインアップにおいては、パワートレインに対するニーズの多様化に応えるため、車種毎にハイブリッド技術(eパワー、プラグインハイブリッドを含む)、次世代電気自動車(EV)、先進的なガソリンエンジンを設定。

チーフパフォーマンスオフィサー ギョーム・カルティエ

「日産は市場戦略を見直し、よりお客さまのニーズにお応えし、売上を成長させるため、市場毎に最適な商品戦略を導入します。パワートレインの多様化と新型車を通じて、お客さまの多様な嗜好を満たす幅広い選択肢を提供し、日産とインフィニティの両ブランドをさらに差別化していきます」と述べた。

チーフプランニングオフィサー イヴァン・エスピノーサ

「今後2年間で、新型『リーフ』や新型『マイクラEV』を含む魅力あふれる商品ラインアップを構築します。さらに、SUVのラインアップを刷新し、運転体験を向上させます。

また、次世代eパワーは新次元の洗練された高効率な走りを実現します。私たちは最高の日産を体現する商品に投資し、世界中の熱いファンの皆様と日産を支えてくださっているお客さまにワクワクする体験をお届けすることをお約束します」と付け加えている。

目玉をご紹介

新型「日産リーフ」

洗練されたデザインと広々とした室内空間を併せ持つクロスオーバーとして一新された3代目「日産リーフ」は、空力性能を大幅に向上させ、先進的なEVアーキテクチャーを採用。

また、19インチのアルミホイールとパノラミックガラスルーフを初めて採用し、北米仕様車にはNACS充電ポートを搭載し、日産のEVとして初めて、テスラスーパーチャージャーネットワークへのアクセスを可能とした。

日産とインフィニティの計画を発表。
日産とインフィニティの計画を発表。

同車は「日産アリア」から採用されたCMF EVプラットフォームを採用し、さらに3-in-1パワートレインにより効率的なエネルギーマネジメント、優れたパッケージング、走行性能の向上を実現し、現行車比で大幅な航続距離の改善を見込んでおり、詳細は2025年半ばに発表される予定だ。

第3世代eパワー

第3世代となる日産のハイブリットシステムeパワーには、2016年に初代eパワーを投入して以来、160万台以上を生産してきた知見が活かされている。

日産独自の技術であるeパワーは、小型のガソリンエンジンとリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、電動モーターで駆動。電動モーターのみで駆動するため、力強くレスポンスの良い加速と、高い静粛性を特徴としたEVのような運転体験を実現する。

第3世代のeパワーシステムは、効率性の大幅な改善により、現在の第2世代システムに比べて高速走行時の燃費を最大15%向上させることを目指しており、新しいeパワー専用1.5Lエンジンを採用し、5-in-1システムは、日産の最新のEVパワートレインと主要部品を共有するという。

第3世代eパワーシステムは、2025年度後半に欧州の「キャシュカイ」から搭載され、2026年度には北米の次世代「ローグ」および日本市場向けの大型ミニバンに搭載される予定と発表された。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

コメント

おすすめ記事

 
×