【第7回】浜先秀彰の絶対的カーグッズ!:車内環境改善アイテムでカーライフを快適に
公開 : 2025.04.02 17:05
AUTOCAR JAPANのカーグッズ情報を担当する浜先秀彰が、商品選びのコツや業界の気になる話を月イチで紹介。今回は、車内の気になるニオイや空気の汚れなどの対策となる車内環境改善アイテムをチェックします。
エアコンフィルターで車内環境改善
通勤やドライブなどで、クルマの中で一日に数時間を過ごすことは多いと思います。人によっては自宅の次に長くいる場所ということもあるでしょう。
それだけに『車内環境』にも気を配っておきたいものです。特に小さな子供やお年寄りを乗せる機会が多いというのならば、なおさらではないでしょうか。

そんなわけで今回は『車内環境改善アイテム』についてお話をしましょう。
エアコンのスイッチが常時ONという人は多いですから、『エアコンフィルター』の交換はお手軽で効果のある手段です。車外から外気を導入する際にエアコンフィルターで砂やホコリなどをろ過しているのですが、これを純正品から市販の高機能タイプへと交換することで、ろ過性能をグンと引き上げることができるのです。市販品とはいえ純正品と同形状のため、ほとんどのクルマでユーザー自身(やや手間はかかりますが)での入れ替え作業ができます。
高機能フィルターの一例として、4月中旬に正式発売される(現在は先行販売中)カーメイトの『ドクターデオ プレミアム エアコンフィルター』を見てみましょう。サイズや形は純正品と大きく違いませんが、高性能三層構造により花粉やPM2.5などの粉塵までしっかりとブロック。そして防カビ性能に優れており、エアコン吹き出し口からのカビ臭さを抑える効果が期待できます。
また、活性炭とゼオライトの添加によって強力脱臭、抗菌・抗ウイルス、不快なアレル物質の抑制なども可能です。除去可能な対象物はカビの胞子、細菌、ウイルス、チリ、ホコリ、PM2.5、花粉、ダニの死骸、タバコ臭、ペット臭、排ガス臭など多岐に渡ります。
高機能エアコンフィルターは他にもPIAA、デンソー、ボッシュなどさまざまなメーカーから個性的な製品がリリースされていますので、各社の公式ウェブサイトをチェックして、自身のニーズに合うものを探してみてください。
さらなるクリーン化は除菌消臭機で
車内の空気をもっと積極的に『クリーン化』するのならば、車載用の『除菌消臭機』を利用するのが良いでしょう。
カーナビでおなじみのケンウッドでは『ココネア』という除菌消臭機の独自ブランドを展開。光触媒消臭機、低濃度オゾン発生器の2種類、3モデルをラインアップしています。

注目は、シリーズ最新モデルとなる光触媒除菌消臭機『CAX-PH100』です。ドリンクホルダーに収まる形状で置き場所に困らず、電源はUSBポート(USBポートが車両に無い場合は付属のシガープラグを使用)から取得できるため手軽に導入できます。
内蔵されている光触媒は紫外線(UV-A)を受けることで、車内に漂うウイルスや雑菌を除菌し、タバコなどのイヤな臭いを消臭。さらに高性能フィルターが車内の空気を吸い込み、花粉やPM2.5などを捕集することができます。しかも、こうして浄化された空気は、マイナスイオンとともに放出されます。
使い勝手にも優れており、手をかざすだけで電源ON(風力:弱)、風力アップ(風力:強)、電源OFFができます。これなら運転中でも安全に操作でき、上面には車内の空気の状態が色でわかるインジケーターも備えています。
このほかにも車載用の除菌消臭機は多く発売されており、シャープやデンソーではプラズマクラスターイオン、パナソニックではナノイー、コムテックでは低濃度オゾン、カーメイトでは二酸化塩素など、各社がさまざまな方式のモデルを投入しているので、興味がある人はメーカー公式サイトなどで詳細をチェックしてもらえればと思います。
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