マッスルカー愛好家必見 部品取り専用の希少なクライスラー 40選(後編) ジャンクヤード探訪記
公開 : 2025.04.05 19:45
米国の巨大ジャンクヤードを巡り、スクラップ同然のクルマにレンズを向ける探訪記シリーズ。今回はクライスラー、ダッジ、プリムスなど、愛好家の間で「モパー」の名で知られるクラシックカーに焦点を当てます。
もくじ
ーダッジ・チャージャー(1966年)
ープリムス・バラクーダ(1964年)
ーダッジ330(1963年)
ークライスラー・ニューヨーカー(1977年)
ークライスラー・ニューポート(1968年)
ーダッジ・ダート・スウィンガー(1969年)
ープリムス・ロードランナー(1970年)
ーダッジ・ラム50
ープリムス・サテライト(1969年)
ーダッジ・ポラーラ(1969年)
ーインペリアル(1980年代)
ープリムス・ベルベディア(1965年)
ーダッジ・チャージャーR/T(1969年)
ーインペリアル(1967年)
ークライスラー・ニューポート(1967年)
ーダッジ・コロネット(1968年)
ープリマス・サテライト(1967年)
ーダッジ・チャージャー(1973年)
ープリムスGTX(1969年)
ーダッジ・チャージャー(1968年)
ダッジ・チャージャー(1966年)
(翻訳者注:この記事は「後編」です。今回訪問したジャンクヤードや他のモデルについては「前編」で紹介しています)
初代ダッジ・チャージャーは1966年半ばにデビューした。コロネットのプラットフォームをベースに、フォード・マスタングやAMCランブラー・マーリンなどと競合するように設計された。販売面でもヒットとなり、わずか半年で3万7344台を売り上げた。 この1966年型の車両は、ボディパネルのほとんどが錆びてしまっているが、ドアはまだ使えると判断されたようだ。

プリムス・バラクーダ(1964年)
初代プリムス・バラクーダはフォード・マスタングに対抗するべく作られ、実際に市場に先んじて1964年4月1日にデビューした。フォードがファルコンをマスタングに変えたように、プリムスはヴァリアントのプラットフォームをベースにポニーカーを開発した。しかし、先行したにもかかわらず、バラクーダはマスタングほど人々の心をつかむことはできなかった。
最もよく知られているのは、量産車に採用されたものとしては当時最大級のリアウィンドウだろう。驚くべきことに、ご覧の通り、この車両は今でも象徴的なガラスをそのまま残している。

ダッジ330(1963年)
ダッジ330は1962年、1963年、1964年のモデルイヤーのみ生産された車種である。当初はダッジ・ダートの上位グレードとして位置づけられ、2ドアと4ドアのセダンが用意されていた。しかし、この1963年型が組み立てラインを離れる頃には、ブランド戦略の転換を受けて、ダッジの中型ラインナップにおけるベースグレードとなっていた。

クライスラー・ニューヨーカー(1977年)
クライスラー・ニューヨーカーの多くは、デモリション・ダービーでその生涯を終えたが、この車両は違う。とはいえ、もしアリーナを数周走ったとしても、これほどひどい状態にはならなかっただろう。まっすぐなパネルはもうほとんど残っていない。
ニューヨーカーは、1940年から1996年までクライスラーのラインナップに名を連ねており、生産中止となった時点で、米国車の中で最も長い歴史を持つ車名となっていた。このボロボロの車両は、おそらく1977年頃のものだろう。

クライスラー・ニューポート(1968年)
こちらも明らかに全盛期を過ぎたクライスラー、1968年型のニューポート・コンバーチブルである。このクルマがジャンクヤードで見つかることは稀で、同年に18万2000台が販売されたニューポートのうち、コンバーチブルはわずか2847台だった。間違いなく貴重な逸品ではあるが、その希少性は、この荒廃した現状を補うには不十分だ。

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