【ATや空力も進化】競技シーンからフィードバックされた『進化型GRヤリス』発売
公開 : 2025.04.13 08:05 更新 : 2025.04.14 16:48
GRヤリスがさらなるエボリューリョン! ATの制御にシャシー剛性アップ、操作性の向上など、競技シーンからのフィードバックで進化しました。さらに今年秋からは空力・冷却性能を向上するオプションも追加されます。
より進化したGRヤリス登場
トヨタ・ガズー・レーシング(以下TGR)は、より進化したGRヤリスを日本市場へ導入、4月11日より受注を開始し、5月6日より発売する。
また、東京オートサロン2025でコンセプトモデルを披露し、モータースポーツで得た知見を織り込んだメーカーオプション『エアロパフォーマンスパッケージ』を同時に発表、2025年秋以降の発売を予定している。

2020年9月のGRヤリス発売以降、TGRはGRヤリスを用いてFIA世界ラリー選手権(WRC)、スーパー耐久シリーズや全日本ラリー選手権など、様々なモータースポーツへ参戦を継続し、競技の現場でのトラブルやドライバーの意見などを取り入れ、継続的にGRヤリスを進化させてきた。
メーカー小売希望価格はRZハイパフォーマンス・グレードが533万円(8AT)/ 498万円(6MT)、RZグレードが483万円(8AT)/ 448万円(6MT)、RCグレードが391万円(8AT)/ 356万円(6MT)となる。
進化型GRヤリスの改良点
進化型GRヤリスでは主に以下の点が改良された。
●GR-DATの進化
2024年発売モデルより採用された8速オートマチック・トランスミッション『GAZOO Racing Direct Automatic Transmission(GR-DAT)』をブラッシュアップ。スポーツ走行時のギア選択制御を改善し、パドルシフトの応答性や、アクセル全開加速でのシフトアップタイミングを最適化した。

●クルマとの一体化の進化
サスペンション取り付け部やアーム類などシャシー部品とボディを締結するボルトの一部に締結剛性を向上する特別なボルトを使用した。また、それらの改良に合わせてサスペンションセッティングの再適合を実施した。さらにEPSチューニングではステアリングのリニア感を向上。グレードごとに異なる特性を与えた。
●GR-DAT車のフットレスト拡大
AT車のフットレスト面積を拡大し、踏み込み時の操作性を向上。
●縦引きパーキングブレーキを全グレードで選択可能に
ラリー競技で得た知見を生かし、2024年発売モデルではRCグレードにメーカーオプション設定されていた縦引きのパーキングブレーキを、全グレードで選択可能とした。
●Toyota Safety Senseを全車標準化
従来RCにメーカーオプションとしていた『Toyota Safety Sense』を、RZハイパフォーマンスおよびRZ同様に、全車標準装備とした。
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