マグナ発のハイブリッド・スポーツカー、ミラ・プラス
公開 : 2015.03.03 22:05 更新 : 2017.06.01 02:11
世界的な自動車サプライヤーであるマグナ・インターナショナルは、ミラ・プラスなる2シーター・ハイブリッド・スポーツカーを披露した。
主に、マグナの技術力や柔軟な開発プロセスを環境面へのアピールとともに世界に示す目的である。
ミラ・プラスのボディはアルミニウム製のスペース・フレームの上に載る。金属製のストラクチャーも随所に使用している。
ボディには軽量プラスティック素材にすることにより、重量削減はもとより、腐食を防いだり、またボディ整形の自由度を高めることが可能になったのだそうだ。
パワートレインは3気筒のガソリン・エンジンと2機の電気モーターによって構成される。モーターのうち1機は内燃機関とトランスミッションの間に設置され後輪を動かす。もう1機はフロント・アクスルに接続される。
総合した最高出力は272ps、最大トルクは59.2kg-mにのぼり、0-100km/hタイムは4.9秒となる。電力のみによる航続可能距離は74km、CO2排出量は32g/kmまで削減された。
サイド・ミラーの代わりに、映像が映し出される画面に変わった点が外装の特徴。エアロダイナミクスの向上はもちろんのこと、映しだされるアングルが広くなるため、死角も削減される。
ディメンションは全長が4403mm、全幅が1925mm、全高は1250mm。ホイールベースは2575mmとなる。ちょうどロータス・エヴォーラに近いサイズとなり、ラゲッジ・スペースは360ℓが確保されている。
マグナ・ヨーロッパ/マグナ・シュタイアーの社長であるギュンター・アプフォルター氏は「エンジニアリングから製造、サービスに至るまでの柔軟性をお客様と共有できたらと思います」と語った。また「われわれの価値観を世界中で共有していきたいです」と付け加えた。