モーガン・エアロ8が復活
公開 : 2015.03.03 22:32 更新 : 2017.06.01 02:10
モーガン・エアロ8がジュネーブ・モーターショーで復活した姿を見せた。
内外にアップデートされたエアロ8は、シャシーとサスペンションがアップデートされ、そして内外装にも改良が施されている。その中身は、モーガンとしてはこれまでにないほどハイテクを装備している。
エアロ8は、クーペとオープン・モデルのスーパースポーツの2つのボディが造られる。生産は今年の10月にスタートする予定だ。このエアロ8の生産が開始されても、従来のプラス8は引き続き生産される。しかし、モーガンは、大多数のプラス8の潜在的ユーザーは、エアロ8に移行すると考えているようだ。生産規模は向こう2年間で300〜350台を計画している。
シャシーはより硬くなり、新しいサスペンションと組み合わせられる。前のエアロ8に採用されていたインボード・サスペンション・システムは廃止され、アウトボードのダブル・ウィッシュボーンと、アンチロールバーが取り入れられた。ハンドリングも改善され、ボディ・コントロールも向上し、低速での乗り心地とコーナリング・パフォーマンスも上がっているという。
フロント・エンドのデザインは、前のモデルに似ているものの、ドアから後ろは一新されている。チーフ・デザイナーのジョン・ウェルズは、このエアロ8のデザインで最も注目すべきは、ファブリック・ルーフが完全に折りたためるようになったことだという。また、スーパースポーツには、 “ファイター・コクピット” とネーミングされたデタッチャブルのハードトップも装着可能だ。このファイター・コクピットは、当初からスーパースポーツのデザインと融合するように開発されたものだ。その滑らかな外観にもかかわらず、充分なヘッド・クリアラスを持つのも美点である。
インテリアはトグル・スイッチが使われているものの、デザインは一新された。そして、オプションとして、驚く事なかれインフォテーメント・システムも装備されるようになった。
エンジンはBMW製の4.8ℓV8で367psを発生。これに6速マニュアルまたはオートマティックが組み合わせられる。そのエンジンの特性については、BMW製のV8をそのままでなく、マッピングを変更し、ライトウエイトなエアロ8に合うようなチューニングが施されている。ちなみに、ボディ・ウエイトは1000kgを少し超える程度だという。
価格はスタンダード・モデルで£80,000(1,470万円)からだ。