ケーニグセグ、最高峰のアゲーラRSを投入
公開 : 2015.03.03 22:22 更新 : 2017.06.01 02:10
スェーデンの自動車メーカー、ケーニグセグがジュネーブ・モーターショーに投じたのはアゲーラのRSモデル。
ハイパーカーであるOne:1の技術を用い、サーキット走行に特化したモデルとのことだ。
外観上ではエアロダイナミクスを優先させたボディ・ワークや、迫力のあるフロント・スプリッター、リア可変スポイラーが目を引く。
これらのおかげで250km/hあたりの速度域では、なんと450kgものダウンフォースを生み出すのだそうだ。
心臓部はケーニグセグではおなじみの5.0ℓ V8ツインターボ。パワー増強が施されることにより、最高出力は1160ps、最大トルクは131kg-mに及ぶのだという。
組み合わされるトランスミッションは7速パドル・シフト式AT。正式な数値はまだ明らかにされていないが、アゲーラRの0-100km/hタイムが2.9秒だったことを考えると、さらなる短縮を期待して良さそうだ。
乾燥重量はアゲーラRより40kgも軽い1395kg。ベンチレーテッド・セラミック・ブレーキが4輪に組み合わされ、フロントには19インチの、リアには20インチのカーボンファイバー製ホイールを履く。タイヤ銘柄はミシュラン製パイロット・スポーツ・カップ2だ。
ケーニグセグは ”アゲーラRSは究極のサーキット・ツールだ” と表現する。”むしろ公道を走れることが奇跡的なのだ” とも。
生産台数はなんと25台。そのうちの10台は既に売約済みなのだそうだ。アゲーラRSよりも高価なプライス・タグは掲げられることになることは言うまでもない。