レクサスのウルトラコンパクト、LF-SA
公開 : 2015.03.03 22:29 更新 : 2017.06.01 02:10
レクサスは、ジュネーブ・モーターショーに、ウルトラコンパクト・クラスのコンセプトカー、LF-SAを出展した。
LF-SAは、日常生活で最新技術による自動化が進む中でも、ドライバー自らが運転する歓びを表現したデザイン・スタディ・モデルだとレクサスはコメントしている。デザインおよび製作は、フランス・ニースに拠点を置くED2(EDスクエア)が担当。今までレクサスが参入したことのない2+2シーターのウルトラコンパクト・クラスで究極のラグジュアリーを具現化したモデルでもある。
LF-SAとは、Lexus Future Small Adventurer(未来の小さな冒険者)を意味し、先鋭(Leading-edge)と精妙(finesse)の美を表現するレクサスのデザイン・フィロソフィーである “L-finesse” を大胆に採り入れている。精悍で都会的な外観と、ドライバー・オリエンテッドのインテリアが特徴だ。
エクステリアは、都市での使用を想定し、狭い場所での取り回しやすさと機敏な走りを実現するコンパクトなパッケージで、彫りの深いボディ造形により、見る角度によって刻々と表情が変化して見えるデザイン表現を採用。特徴的なフロント・エンブレムを中心とした放射パターンのスピンドル・グリルは、立体的にフロント・フェンダーへ続き、ボディの踏ん張り感を強調したという。また、リア・ホイールアーチ上の大胆な削り出しによる構成面を持ってきたことで、ボディのメリハリを強調し、ダイナミックかつ前進する力強さを表現している。
インテリアは、コンパクトな外観でありながら、大きく弧を描いたダッシュボードが広い室内が特徴で、ドライバーズ・シートを固定し、位置調整可能なステアリング・ペダルとすることにより広々とした運転空間を実現している。一方、助手席はスライド可動式とし、後席への乗降性に配慮している。また、将来のインフォテイメントを視野に入れた、ホログラムタイプのデジタル表示とワイドヘッドアップディスプレイを採用している。