新型スコダ・スパーブ発表
公開 : 2015.03.04 21:26 更新 : 2017.06.01 02:10
新型スコダ・スパーブがジュネーブ・モーターショーで発表された。このモデルは、フォード・モンデオ、BMW 3シリーズなどのライバルとなり、今年後半の販売時には価格が£18,640 (340万円)からという設定になりそうだ。
スパーブのデビューは2001年。それ以来、チェコのメーカーはフラッグシップ・モデルとして750,000台以上を販売し、昨年だけでも英国内で6,000台を販売した。
ベストセラー・モデルだけにキープ・コンセプトで、サイズは、28mmほど全長が伸びた結果、モンデオ・ハッチバックよりも僅かに短いだけとなった。そのプロトタイプのインプレッションは昨年、既にAUTOCARで紹介しているので、ぜひそれを読んで欲しい。
プラットフォームはフォルクスワーゲン・グループのMQBプラットフォームで、ホイールベースは80mm長く、最新のパサートよりも94mmも長い。その長いホイールベースは、キャビンとブートスペースの拡大のために使用されている。
スタイルはスコダらしいバリっとしたもので、フロント・グリルのデザインは、スコダのアイデンティティが織り込まれている。先代のスパーブに対して大きな進歩は、そのデュアル・モード・トランク・オープニングだ。これは、従来のコンベンショナルなハッチバック・モデルよりも使い勝手が良い。更に、そのトランク自体も非常に強大だ。キャパシティは625ℓで、これはパサートよりも39ℓ、モンデオよりも84ℓ大きい値だ。更に、60:40可倒式のリア・シートを畳めば、より大きなスペースが確保されることになる。
エンジン・ラインナップはディーゼルがメイン。エントリー・モデルは、120psの1.6ℓで、マニュアル・トランスミッション・モデルでCO2排出量は103g/km、7速デュアル・クラッチ・モデルでも106g/kmとなる。更にラウンチ後の数カ月後に登場するグリーンライン・モデルは、96g/kmとなる。
メインとなるのは2.0ℓディーゼルで、2つのチューンが用意される。150psモデルは、マニュアルで106g/km、DSGモデルで116g/kmというもの、また190psモデルはマニュアルが107g/km、DSGが119g/kmで、4WDモデルが131g/kmとなる。
ガソリン・エンジン・モデルも発売されるが、ヨーロッパやイギリスでは販売台数的にその割合は非常に小さなものとなるだろう。エントリー・レベルは150psの1.4ℓターボで、CO2排出量は115g/km、トップ・モデルが280psの2.0ℓターボでDSG+4WDが標準となる。
トリム・レベルは4つ。すべてのグレードにデュアル・ゾーン・エアコンが表示で、6.5インチのカラー・スクリーン、シティ・エマージェンシー・ブレーキも付く。トリム・レベルは下からS、SE、SE L、ローレン&クレメント・エディションで、トップ・グレードであるローレン&クレメントのスペック・リストはまだ公表されていない。
オプション・リストは大きなサンルーフ、リア・シートお肘掛け、ダブレットPC用ブラケット、トリプル・ゾーン・エアコン、ダイナミック・シャシー・コントロール、4GベースのWi-Fiなどが並ぶ。
オーダーは夏には受付を開始し、9月にはファースト・デリバリーが可能だという。エステート・モデルは今年の春遅くの発表となる予定だ。