メルセデス-AMG CLA45 シューティング・ブレーク

公開 : 2015.03.05 23:50  更新 : 2017.05.23 16:36

CLAのルックスに、45 AMGのの炸裂感。これにエステートの実用性が加わると聞けば、どうやら魅惑的であることは間違いなさそうだ。ただし、コスト増加分の価値があるかどうかは慎重に見極めなければならない。

■どんなクルマ?

勢いよく拡大されるメルセデス・ベンツのスモールカー・ラインナップ。これと同時にメルセデスはCLSをもってして、エステートは必ずしもボクシーなワゴン型である必要はないという証明をしてみせた。

そうなれば、CLAにも同様のスタイルを取り込むのは自然の流れなのかもしれない。ことCLAとくれば、その車格ゆえに、もはやワゴンらしいのは ’形だけ’ の可能性が高いのだが……。

今回テストするのはCLA45 AMG。ラインナップ中、最もパワフルなモデルだ。ボンネット下には360psを発揮する2.0ℓガソリン・ユニットがおさまり、トランスミッションは7速ATとなる。

そう、A45やCLA45 AMGと全く同じなのである。静止状態から100km/hまでは4.7秒で駆け抜けるという俊足の持ち主で、シューティング・ブレークになり30kg増量したにもかかわらず、そのタイムに変化はない。

荷室容量はクーペ版から100ℓのアップとなり、495ℓをマーク。一体どこからこの容量を捻出したかというと、リアシートがわずかに垂直になったのだそうだ。シートを倒せば1354ℓまで拡大される。

シャープなルックスに、突出したパフォーマンスを持ち合わせながら、犬も載せられるとくれば、これ一台で十分だとさえ思えてくる。とくれば、AUTOCARのメジャーで測るのはただひとつ。

それは、”クーペやハッチバックと同じくらい楽しいのか?” そして、”£43,120(788万円)という、決して安くない金額を支払う価値が本当にあるのか?” である。

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