ヴォグゾール・インシグニア2.0 CRDi 170
公開 : 2015.03.09 23:20 更新 : 2017.05.29 18:29
新しい ’ウイスパー’ 2.0ℓディーゼル・ユニットを手にしたインシグニアは、優れた洗練性とお財布への優しさを約束してくれるはずだ。
■どんなクルマ?
日本人にはあまり馴染みのないヴォグゾールは、オペルと技術や製品を分かち合うGM傘下のメーカーである。こと英国においては、この数年のあいだにより馴染み深い存在へと成長してきた。
なかでもインシグニアは同メーカーを代表するモデルであり、2.0ℓディーゼル・ユニットが改良を受けたのを機に、再びテストをしてみたいと考えたのだ。
このユニットを、今後はサルーンを始めハッチバック・モデルにも採用していく予定であり、同時に、同クラスでは既に名を馳せているフォード・モンデオやフォルクスワーゲン・パサート、マツダ6(日本名:アテンザ)に向けた一投でもある。
現在急成長する ’ウイスパー’ ディーゼル・レンジにおいて、2.0ℓユニットは1.3と1.6ℓに続く3番目の系列にあたる。
ルーツは163psを発揮するCDTiユニットにあるのだが、うち95%のコンポーネンツは新設計あるいはアップデートされているのだという。
同ユニットはこの後すぐにザフィーラ・ツアラーとカスケーダにも搭載される予定。先代比+4%の出力増強と+14%のトルク増強を果たしており、ユーロ6にも適合済みとなる。