BMW 2シリーズ・コンバーチブル
公開 : 2015.03.11 23:50 更新 : 2017.05.23 10:26
今回のテストのロケーションは、テクサス州の一般道であったため200km/hを超えるような速度域に達することはできなかったのだが、体感的な速度はとても速く感じられた。
そう感じさせられるのは、サクサクと迅速に変速していく8速トランスミッションによるところも大きいのだろう。
その気になれば有り余るほどレーシーな演出も可能であるし、落ち着いて走りたい場合は黒子に徹した穏やかな変速に徹してくれる。
エンジンの音量は極めて閑やか。むしろ、物足りなく感じるドライバーもいるかもしれない。よってキャビンはオープン・トップであるにもかかわらず終始静まり返っており、至極快適な空間を作り出している。
BMWいわく、先代の1シリーズ・カブリオレに比べると5dB程度の音量低減に成功しているとのことで、幌を閉じていればハード・トップのモデルと変りなく会話も可能だ。
幌を開けていても、髪をかき乱されたり大声で話す必要はなく、キャビン後方に据えられるウインド・ディフレクターも決して飾りではないと感心した次第だ。