アウディR8 e-トロン・プロトタイプ

公開 : 2015.03.12 23:50  更新 : 2017.05.29 18:14

もちろんスーパーカーがオリジンであるから、乗り心地には相応の硬質さを伴うが、ホイール・トラベルがきちんと確保されているため、乗っていて不快に感じることは筆者の場合、一切なかった。

ドライバーは走行時に ’回生モード’ を選択することも可能。これを選べば、制動時に生じる運動エネルギーをバッテリーにストックできる。

また ’コースティング・モード’ を選べばアクセル・ペダルから足を離した際に、電気モーターとギアボックス間の接続を遮断される、いわゆる惰性走行が可能となる。

今回のテストでは市街地/一般道/高速道路を含む合計230kmを走ったのだが、満充電の状態から3/4の電力を消費した。100kmあたりに換算すると19.9kWhを使用したことになる。

ここから空になるまでに113kmを走ることができたため、アウディの掲げる400-451kmという航続可能距離も、もはや夢物語ではないところまで来ていることがわかった。

■「買い」か?

今はまだ買うことができないが、テストをした結果、プロダクション・カーに十分になり得るところまで来ていることがわかった。

今年末の販売が叶うならば、過去最高の電気モーター・カーになる可能性がきわめて高い。

(グレッグ・ケーブル)

アウディR8 e-トロン・プロトタイプ

価格 NA
最高速度 200km/h
0-100km/h加速 3.9秒
航続可能距離 400-451km
CO2排出量 0g/km
乾燥重量 1840kg
エンジン 電気モーター×2
最高出力 462ps
最大トルク 93.9kg-m
ギアボックス シングル・スピード

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