フォルクスワーゲン・ポロGTI
公開 : 2015.03.23 23:50 更新 : 2017.05.29 18:57
新しいエンジンとギアボックスを手にしたポロGTIが実力を大いに高めたことは確かだ。ただし、他の名だたるライバル達に比べるとどうだろう? ここはひとつ冷静に見極めていかなければならない。
■どんなクルマ?
まずはグッド・ニュースから。この度、1.4ℓ TSIとターボ・チャージャー/スーパー・チャージャーという罪深い組み合わせは廃止になった。確かに優れたパワートレインではあったが、些かがなり立てすぎていたのだ。
ツイン・クラッチDSGはオプションの扱い。標準では6速ギアボックスが組み合わされ、テスト車両も同様である。
先述のエンジンに置き換わったのが、EA888型の1.8ℓユニット。そう、あのゴルフRと同系列のものである。ポロの場合、最高出力は192ps/4200rpm、32.6kg-mの最大トルクはわずか1450rpmで湧出される。
改良はシャシーにも及んでおり、スタビライザーは強化版に変更され、サスペンションのセッティング変更によりフロントの車高は10mm、リアは15mm下げられた。