アストン マーティンの次期DB9を初キャッチ

公開 : 2015.03.25 22:40  更新 : 2017.06.01 02:10

アストン マーティンDB9に代わるモデルを初めてニュルブルクリンクでキャッチすることに成功した。2016年に発売が予定されているモデルで、その現在はシャシーと内部のコンポーネンツのテストのために、現行のDB9を改造したボディをまとっている。

この次期DB9については、経営陣はDB9のネーミングを引き継がないかもしれないと語っている。デザイン・ディレクターのマレック・ライヒマンも昨年AUTOCARに「確かにDBシリーズであることは間違いないが、そのDBの後の番号が何になるかは決められていない。」と語っている。もちろん、DB9をそのまま使用する可能性もあるとしているが、ジェームス・ボンドの24作目となる “スペクトラ” に登場するクルマとしてDB10が使われてしまったため、DB10というネーミングではなさそうだ。但し、このDB10のスタイリングは、次期DB9のデザイン・スタディとして見ることが可能だ。

新しいDB9は、すべて新しいアルミニウム・プラットフォームが使用され、エンジンにはメルセデス-AMG製のツインターボ4.0ℓV8が搭載されることが確定している。但し、AMGはメルセデスのための専用エンジンを供給することはないという。しかし、そのサウンドは、アストン マーティン専用にチューニングされているようだ。われわれのスパイ・フォトグラファーも、そのサウンドは、従来のアストン マーティン・エンジンのようだったと語っている。

また、エンジンのマネジメントについては専用のもので、エンジン自体の内部的な変更はないが、エグゾースト・システムとターボ・ブースト・プレッシャーについては別設計のおうだ。パワーは現行の5.9ℓV12の517psに近い510psほどになる予定。トランスミッションもメルセデス製の9速がセットされる予定だ。

更に、関係筋は劇的に軽量化される結果、パフォーマンスは飛躍的に向上しているという。同時に、その経済性とエミッションについても20%ほど良い数値になるだろうとしている。

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