ホンダS660を発売

2015.03.30

ホンダは、軽乗用スポーツカーS660を4月2日より発売する。ミドシップ・エンジン、2シーター・スポーツという往年のビートと同じパッケージを引き継いだS660だが、オープン時にはセンター・ピラーが残るタルガトップ構造が採用されている。

横置きにミドシップされるエンジンは660cc3気筒ターボで、Nシリーズのものを流用。最高出力64ps/6000rpm、最大トルク10.6kg-m/2600を発揮する。ターボチャージャーはレスポンスが速く軽量なものを採用。トランスミッションは、軽自動車として初となる6MTとCVTがラインナップされる。

一方、シャシーはS660のために新設計されたもので、バッテリーをフロント・バルクヘッド直前に、燃料タンクをリア・バルクヘッドとエンジンの間に搭載する構造になっている。また、ルーフは巻き取り式のもので、重量8kgの脱着型ソフト・トップを採用した。

タイヤは前後異形で、フロントには15インチ、リアには16インチを採用している。

生産はホンダの関連会社である八千代工業の四日市製作所で行われ、1日40台、月産800台のペースで生産されるという。なお、最初のロットである3000台分はすでに受注完了している。

価格は1,980,000円から2,180,000円。

また、2013年の東京モーターショー出展時のモデルイメージを引き継いだ限定モデル、S660コンセプト・エディションも同日発売される。価格は2,380,000円で660台の限定。

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