フォルクスワーゲン、中国向けに安価なサルーン
公開 : 2012.08.11 15:56 更新 : 2017.06.01 01:01
フォルクスワーゲンは中国向けにスコダ・ラピッド/セアト・トレドをベースとした安価なサルーンを生産する準備をしている。もちろん、このサルーンは中国で生産され中国のみで販売されることになる。
紛らわしいことにそのモデルは2つのネーミングで、2つのジョイント・ベンチャーで生産される。この新しいサルーンは、サンタナ3000ビスタとジェッタMk2に代わるモデルで、フォルクスワーゲンと中国の合弁事業、上海VWとFAW-VWによって造られる。上海VWで造られるモデルはサンタナとなり、FAW-VWで造られるモデルはジェッタと呼ばれる。
両モデル共に中国の道路状況に対応するようにポロPQ25プラットフォームをベースに、より頑丈なトーション・ビームを持つように改造されている。このサンタナとジェッタは、異なるヘッドランプ、ボンネット、ドア・ノブ、テールランプによって区別される。
FAW-AWは成都で1日1,200台が生産されるが、このプロトタイプをAUTOCARではテストした。サンタナは上海郊外の上海VW工場で生産される。
エンジンは89bhpの1.4リッターおよび109bhpの1.6リッターが用意される予定だ。また、ギアボックスは5速マニュアルと6速オートマティックが組み合わせられる。
この2モデルの追加で、フォルクワーゲンが中国で展開するモデルは合計7モデルとなる。