最新のポルシェ・ボクスター・スパイダーがデビュー
公開 : 2015.04.01 22:40 更新 : 2017.06.01 02:10
4月1日から開催されているニューヨーク・モーターショーにて、最新のポルシェ・ボクスター・スパイダーが公開された。
ポルシェはこのモデルを、史上最軽量かつもっともパワフルなモデルと謳っており、現在のレンジ展開のなかでも最上位に位置する。
車両価格は£60,459(1,074万円)から。オーダーは今からでも可能だ。英国のショールームに並ぶのは今年の7月を予定している。
エンジンは911をソースとする3.8ℓフラット6となり、最高出力は375psを発揮。GTSがもつ3.4ℓフラット6の330psと比較すると大幅なステップアップといえる。
最大トルクは4750-6000rpmにて42.7kg-mを発揮。純粋にドライビングを楽しむことを目的にしているゆえ、組み合わされるギアボックスは6速MT一択となる。
車重は1420kgのボクスターGTSよりも105kg減量されており、このおかげで0-100km/hタイムは4.5秒をマーク。最高速度は290km/hに及ぶという。
ちなみにボクスターGTSの0-100km/hタイムは5.0秒、最高速度は281km/hである。
ケイマンGT4のように、サーキットに特化したパーツを多く組み合わせてはいないが、GTディビジョンの管理下のもとアップグレードは多岐にわたる。
よってボクスターGTSからの飛躍はかなりのもの。911カレラをベースにしたブレーキやスポーツ・サスペンション・システムなどがそれだ。
車高は基準車よりも20mm低められており、エアコンやナビゲーションは始めは未装着であるが、望めば無料で追加することも可能だ。
外観上では新設計のルーフが特筆事項だろう。軽量のファブリック・ルーフをもつ点は先代同様であるが、今回からは開閉が電動式となっている。
1960年代に活躍した718スパイダーに敬意を表し、シートのヘッド・レスト部分からリア・デッキ後方にかけて2対の膨らみを設けている点は先代同様。クラシカルな要素も、細やかな部分に盛り込んでいる。
なお、フロントとリア・エンドのデザインはケイマンGT4と共通となる。
新しい軽量スポーツ・シートのサポート性は、先代よりもさらに向上しており、ステアリングはポルシェいわく ”正確で極めて敏捷なキャラクターに見合った専用設計となっている” のだそうだ。