年末デビュー予定のヴォグゾール・アストラをキャッチ
公開 : 2015.04.01 22:20 更新 : 2017.06.01 02:10
今年末のデビューを控えているヴォグゾール・アストラの公道テスト風景をAUTOCARは再びキャッチした。
最終段階に入ったテスト車両を見るかぎり、ヘッドライトやテール・ライトの変更はもとより、全長も先代より長くなっているようだ。
これまでと異なり、最新型は飛躍的に高級感を増すことが予想され、GMのプランナーも内外装の質感や仕上げの高さを非常に重要視している。
特にスポーツ・モデルには、主張の強いグリルやエア・インテークを採用する予定で、リアも逞しさを演出するとのことだ。
また、フェイスリフトしたばかりのインシグニア同様、クローム素材の面積を大きくすることにより、これまでよりもひとつ上のマーケットを意識しているようだ。
プラットフォームは、近年評判のいい小型車向けグローバル・プラットフォームである ’デルタ・プラットフォーム’ を採用予定。
5ドアと3ドアの両バージョンが用意される予定で、さらにホイールベースを延長したエステート・タイプもレンジに加わるとのことだ。
合計で13ものガソリン/ディーゼル・ユニットが用意されるそうだが、なかでも興味深いのは116psと17.1kg-mを発揮する新型1.0ℓ 3気筒ガソリンだ。
アダムや新型コルサにも搭載されており、2000rpmから力強いトルクが湧きだしていたことから、アストラではどのような仕事をするのかが今から楽しみである。
これまで評判の良くなかったトランスミッションは、新型の37kgのものに置き換えられ、なめらかかつキビキビとしたシフト・アクションを実現しているという。
日本では販売されないものの、ヴォグゾールはヨーロッパ内で250,000台を売り上げたいとしている。正式デビューは9月のフランクフルト・ショーが有力だ。