トヨタ・ミライ
公開 : 2015.04.02 23:50 更新 : 2021.01.28 18:23
AUTOCARの英国編集部は、量産型燃料電池自動車、ミライにどのような評価を下すのだろうか。
■どんなクルマ?
写真を見て、その非凡な姿に驚いた。
燃料電池内の水素に向けて、フロントのこれまた非凡なサイズのエア・インテークから空気(酸素)を吸い込むのだそうだ。
フロントの2対のエア・インテークは、リアのテール・ライトのデザインと呼応。業務用の送風機みたいだが、れっきとした(しかも機能的な)インテークであるから心配なく。
とにもかくにも、どの方向から見ても目を慣らすのに時間がかかりそうだ。外観同様に内部もかなりのインパクトがあるそうだが、われわれが気になるのは1点。
’英国の道で、われわれを満足させてくれる走りをするのか?’ である。
■どんな感じ?
インテリアは、燃料電池自動車から想像(期待)するほど ’未来的’ ではない。たしかにプラスティック製のパーツはプリウスよりも高級感があるが、スクリーン周辺のレイアウトはやはり ’奇妙’ だ。
ボディ・サイズは全長4.9m、全幅1.82mという特大サイズ。コンベンショナルなFFを駆動方式とし、フロントはマクファーソン・ストラット、リアはダブル・ウィッシュボーン式のサスペンションとなる。
従来のエンジン・ベイには、パワー・コントロール・ユニットを上に載せた横置きの電気モーターが収まっている。
前部座席下にはトヨタ内製のフュエル・セル・スタック。この前後にフュエル・セル・ブースターが組み合わされるといった構造だ。