新型フォード・ギャラクシー詳細

公開 : 2015.04.03 22:40  更新 : 2017.06.01 02:10

一回り小さいS-マックスと同じスタイリング・キューを採用した7シーターのギャラクシーは、ここ最近のフォードに共通したフロント・マスクを得るに至った。

ボタンひと押しで、荷室フロアから3列目のシートがポップ・アップするという、特徴的な機構を組み合わせており、フォードはこれを ’クラス初’ と謳う。

キャビンで特筆すべくは、これまでのインストゥルメント・クラスターが10インチのディスプレイに置き換わった点だ。表示内容をカスタマイズすることも可能だ。

荷室フロアの下方には、さらに20ℓのストレージが確保されている。ドアの小物入れは先代よりも大きくなっており、シートの下にもストレージが用意されている。

2、3列目の天地方向のスペースも最大で30mmまで拡大されており、今回からは最後列のシートにもアームレスト・ストレージやカップ・ホルダーがセットされる。

また、後席からも車内の温度が調整可能だ。

プラットフォームは、フォード製のグローバルC/Dプラットフォームとなり、新しいモンデオが採用したものと共通である。

後部のサスペンションは、同じくフォード製のインテグラル・リンクとなり、S-マックスモンデオと同じものとなる。

フォードいわく ”なめらかな乗り心地と、ノイズの低減が同時に実現した” とのこと。コンフォート/ノーマル/スポーツ・モードから選べるセルフ・レベリング・サスペンションも、可変電動ステアリングとともに選択可能だ。

カメラを介した安全システムも充実を図っているとのことだ。

主要ユニットは2.0ℓのTDCiビターボ・ディーゼルとなり、210psと45.9kg-mを発揮。同エンジンにシングル・ターボを組み合わせたロー・パワー版も用意され、こちらは120ps/150ps/181psの展開となる。

ガソリン・ユニットは160psを発揮する1.5ℓエコブーストと、240psの2.0ℓエコブーストの2展開。ディーゼルとガソリンのすべてのエンジンはユーロ6に適合済みであり、CO2排出量も全ユニットで低減されている。

S-マックスと異なり、プライベートというよりもビジネスで使用されることが多くなる見込みであり、エグゼクティブ・カーとしてヴィニャーレとよばれる豪華グレードも用意される。

エントリー・グレードの車両価格は現行モデルの£25,670(456万円)よりもわずかに高くなる予定で、販売開始は今夏を予定している。

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