F1グランプリ第3戦 中国GP ーー メルセデス完全勝利
公開 : 2015.04.12 23:32 更新 : 2017.06.01 02:10
2015年のF1、第3戦は中国・上海を舞台に行われた。今回のレースは、終わってみれば現時点での各チームの実力が順当に発揮されたものだった。
ポール・ポジションのルイス・ハミルトンが終始トップを守りきり、そのままフィニッシュのチェッカード・フラッグを受けた。2番手には同じくメルセデス-AMGの同僚、ニコ・ロズベルグが入り、1-2フィニッシュを決めた。
前回、劇的な勝利を勝ち取ったフェラーリだが、今回の上海では、メルセデスの尻尾を捉えるまでにはいかず、ベッテルが3番手、ライコネンが4番手でフィニッシュした。
5番手、6番手には中盤以降、孤独な走行を重ねることになった2台のウイリアムズ、マッサとボッタスが入賞。前2戦では、フェラーリとも互角に戦ったウイリアムズだったが、今回は明らかにフェラーリとの差を感じさせたレース展開だった。
深刻なのはレッドブルだ。どうにかリカルドが9位でフィニッシュしたものの、クビアトはリタイア。4年連続チャンピオンを獲得したチームの勢いは全く感じられなかった。今後の巻き返しに期待したい。
この上海でも予選Q1でノックアウトされ、かろうじてマノーの2台より前からスタートしたマクラーレン・ホンダのアロンソとバトンは、初めて2台揃っての完走。とはいえ、まだまだポイントを獲得するまでの道のりは長そうな気配だった。