フェラーリ・ブランチ 2015 IN 御殿場ガーデン
2015.04.12
日本のフェラーリ・オーナーにとって欠かすことの出来ないイベントがフェラーリ・ブランチだ。フェラリスティの社交場であると共に、初めて跳ね馬を手に入れたオーナーにとっては「ブランチ・デビュー」を果たす何よりの晴れの場でもある。
しばらく休止していたフェラーリ・ブランチだが、昨年におなじみの場所で復活を遂げ、新たな歴史を刻み始めた。今回もこれまでどおりのヴィンテージカーズに加え、フェラーリ・オーナーズ・クラブ・ジャパンとの共同開催とされた。
スペースの関係から250台限定の募集だったが、待望のブランチだけに全国からのエントリーが殺到し、たちまち満員御礼になってしまったという。
昨年は生憎の豪雨に見舞われたが、今年は素晴らしい快晴となり、富士山と満開の桜がブランチの開催を祝っているようだった。
伝統通り特別なプログラムは無く、クルマを囲んで旧知の友や同じモデルのオーナーとの親睦を深め、その後ブランチを仲間と共に楽しむ、という内容に変わりは無い。オープニング・セレモニーでは主催するヴィンテージカー代表であると共にブランチの象徴である松田芳穂氏の挨拶に始まり、フェラーリ・ジャパン代表取締役社長のリノ・デパオリ氏が開催のお祝いに駆けつけ、参加したフェラーリ・オーナーに感謝の意を表した。
会場の中央にはラ フェラーリが配され、そこからエンツォ、デイトナ、288GTO、F50、F40、599GTO、ディーノなどのスペチアーレとヒストリック・モデルが並べられた。現行モデルも多数参加したが、今回はヒストリック・モデルとなった308/328系が数多く姿を見せたのが新鮮だった。
ギャラリースペースはコーンズ・モータスのフェラーリ・クラシケ・コーナーが設けられた。マラネロでフルレストアが行われた250GT SWBと365GTB/4デイトナを特別展示し、圧倒的な存在感を放っていた。
ブランチを楽しんだあともグリーン上の各所で、参加者同士がフェラーリ談義で盛り上がっていた。意中のモデルのオーナーを訪ね、所有するにあたっての貴重な情報をゲットしている姿も見られた。最後に参加者全員で記念撮影を行い、これまで通り流れ解散とされ、春の祭りは最後まで素晴らしい天気に恵まれた。