ホンダ・シビック・ツアラー1.6 i-DTEC 120 EXプラス
公開 : 2015.04.15 23:50 更新 : 2017.05.29 19:09
シャープなルックスと新たな装備、シャシーの改良がメイン・トピックではあるが、より安価かつ競争力の高いライバルが多いのも事実だ。
■どんなクルマ?
新型のシビック・タイプRやフラッグシップのNSXがデビューする2015年は、ホンダにとって非常に大事な1年になるだろう。
さらにホンダは、今回のテスト車両であるシビック・ツアラーをはじめとするすべてのモデルのフェイスリフトを予定している。フォード・フォーカスやフォルクスワーゲン・ゴルフの存在が影響しているからだ。
シビック・ツアラーの場合、バンパー、グリル、デイタイム・ランニング・ライトなどが外観上の変更点。インテリアは、ドア・トリムやシートのファブリック、アンドロイド・ベースのインフォテインメント・システムなどが主な変更点となっている。
また、電動パワー・ステアリングのレスポンス向上、トラクションとグリップの向上を目的とした新しいスタビリティ・コントロール・システム、新設計のダンパー/ブッシュなどにも改良は及んでいる。さらに今回のモデルからはアクティブ・シティ・ブレーキングも標準だ。
ドライバーがもっと楽しめることを目的とした改善とのことだが、気になる車両価格は£1,600(28万円)安くなっている。ここまでの情報を見るかぎり、かなり魅力的に感じるが、実際に乗った印象はどうなのだろう?
■どんな感じ?
ストレージの総容量は624ℓと、フォード・モンデオより99ℓも大きいことから、シビック・ツアラーは疑いようがなく実用的な車であるといえる。
フロント・シート周辺のスペースや、たっぷりと用意されたストレージ・ボックスなど、実際的な使用においても助かることは多い。