フィアット500X 1.4マルチエア
公開 : 2015.04.15 23:40 更新 : 2017.05.29 18:51
スタイリングと実用性が魅力の500X。前回のディーゼル版の試乗に引き続き、今回はガソリン・エンジンを搭載したモデルをテストする。
■どんなクルマ?
とてつもなくキュートなフィアット500の最大の欠点といえば、やはりその実用性であったことは今さら言うまでもあるまい。
これが500Xになることにより、単なるシティカーからスモールSUVへと進化。新たにリア・ドアを増設したことにより、子どもの送り迎えも抵抗なく行える。
にも関わらず、500ならではの愛らしい外観をうまく引き継いでいるのはさすがはフィアット。小型SUVが人気を博す現在、高い競争力をもつことになるはずだ。
昨年、ディーゼル版の500Xを試したわれわれではあるが、同クラスはガソリン車にも根強い人気があることから、今回は1.4マルチエアを試してみることにした。
■どんな感じ?
1.4ℓ 4気筒ガソリン・ターボ・ユニットが発揮する最高出力は140ps。CO2エミッションや燃費に関しては、ディーゼル・ユニットに分があることは事実だが、安価に購入できる点と、より洗練している点を考慮するとガソリン・ユニットの存在意義も決して小さいものではない。