アウディ、新しいガソリン・ブラグイン・ハイブリッドを公開
公開 : 2015.04.21 22:35 更新 : 2017.06.01 02:10
アウディは、3月のジュネーブ・モーターショーで公開したディーゼルのプラグイン・ハイブリッドに続いて、ガソリン・ハイブリッドを上海モーターショーで公開する。
このガソリン・ハイブリッド・システムはアウディQ7 e-トロン 2.0 TFSIに搭載されるもので、中国、日本、シンガポールなどのアジア・マーケットを想定して作られたものだ。そして、このシステムは、来年フル・モデルチェンジが予定されているA4にも搭載される予定だ。
システム的にはターボチャージャーを備えた2.0ℓ4気筒ダイレクト・インジェクションの2.0 TFSIユニットに、モーターと8速オートマティックを組み合わせたもの。エンジンは250ps、37.7kg-mで、モーターは128ps、35.7kg-m。合計で367ps、71.3kg-mのパワー、トルクを持つ。
アウディQ7に組み合わせられた場合のパフォーマンスは0-100km/h加速が5.9秒、トップ・スピードは220km/hとなる。燃費は41.6km/ℓでCO2排出量は60g/kmだ。
電気モーターを駆動するのはラゲッジ・コンパートメントの下に配置される17.3kgのリチウム・イオン・バッテリーとなる。これは168のセルから構成されるもので、モーター単独で53kmの走行が可能だ。従って、Q7ハイブリッドのトータルの航続距離は1020kmになるという。ちなみに充電に必要な時間は、7.2kWであれば2時間半という時間で済むとしている。