第6回 アバルト・デイズ
2015.04.19
アバルトのワンメイク・オーナーズ・クラブであるクラブ アバルトでは、ツーリングやバーベキュー等のクラブ・イベントを随時行っているが、1年を代表する展示中心のミーティングとして行われているのがアバルト・デイズだ。クラブ員だけのクローズド・イベントとはせず、現行のアバルトを所有している一般のオーナーも参加できるオープン・イベントとされているのが特徴である。
今回も恒例となったニューウェルサンピア沼津を舞台に行われ、グリーンの上に新旧様々なタイプのアバルトが並べられた。昨年までは土曜日にツーリングとパーティを行い、日曜日に展示ミーティングという流れだったが、今年はワンデイのイベントとされた。
参加した主なモデルを記すとフィアット・アバルト750GT(ダブルバブル)、アバルト・シムカ1300、フィアット・アバルトOT2000などのスポーツGTに加え、595、1000TC、1000TCR、OT1300/124等の量産モデルベースのアバルト、そして’70年代を代表するフィアット124アバルト・ラリーが姿を見せた。
現在のアバルトでは500アセットコルサ、695トリブート・フェラーリ、695エディツィオーネ・マセラティ、595 50°アニバーサリオ等の限定モデルを始め、通常モデルの500、595系各タイプと、グランデプント、 プントエヴォが並んだ。
オーナー同士が久しぶりに会し、グリーンの上ではアバルトを囲みながら歓談し、情報交換を行いと共に親睦や深め、仲間と共にランチを楽しみという、1日ゆったりと過ごした。
アバルト・デイズの1週間前に開催された全日本ラリー選手権開幕戦 ツール・ド・九州 2015 in 唐津でmCrt(ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム)から参戦したアバルト500 ラリーR3TがJN5クラス優勝を果たした。日本の公式戦でアバルトが優勝したのは初の出来事で、世界的にも注目を集めた。そのドライバーを務めた眞貝知志選手が来場し、ラリーの様子を語ってくれた。
このあとアバルト・グッズやイタリア関係の賞品が用意されたビンゴ大会で盛り上がり、最後に参加者全員で記念撮影を行い解散となった。しかしグリーンの上では歓談が続き、最後のアバルトが帰途につくのはしばらく経ってからだった。