フェラーリ・チャレンジ・アジア・パシフィック・シリーズ ラウンド2
2015.04.24〜26
フェラーリ・レーシング・デイズ富士ではフェラーリ・チャレンジ・アジア・パシフィック・シリーズのラウンド2としてレース1が25日に、レース2が26日に行われた。
今回はアジア・パシフィック・エリアの日本を始め、中国、香港、韓国、シンガポール、インドネシア、オーストラリア、そしてイタリア、スウェーデンからの参加もあり、日本人ドライバー5人を含む23人の精鋭により競われた。
フェラーリ・チャレンジ・シリーズは1993年にイタリアでスタートし、日本でも1995年から2001年まで開催されていた。現在はヨーロッパ、アメリカ、アジア・パシフィックの3エリアで開催されており、このアジア・パシフィック・シリーズは2011年からスタートし、今年で5シーズン目となる。日本では2011年からスタートする予定だったが、東日本大震災のため延期となり、2012年が初開催となった。
フェラーリ・チャレンジ・シリーズでは、ドライバーの技量に合わせトップクラスのトロフェオ・ピレリ、アマチュア・ドライバーのためのトロフェオ・ピレリAM、次のレベルのクラスとなるコッパ・シェル、そしてベテラン・ドライバーを対象とするコッパ・シェル・クラス内にはジェントルマン・カテゴリーも設けられている。
今年から空力性能を突き詰めリアウイングを備えるフェラーリ458チャレンジEVOが使用される。レース・プログラムも変更となり、金曜日にフリー走行、土曜日に1回目の予選とレースが行われ、日曜日は2回目の予選とレースが行われる方式に改められた。
25日に行われたレース1では、2周目に1コーナーでクラッシュが発生したが大事には至らず、トロフェオ・ピレリ・クラスはインドネシアのリナルディ・フタソイット選手が勝ち取り、トロフェオ・ピレリAMクラスでは日本の内田選手が接戦を制して優勝を果たした。コッパ・シェル・クラスでは中国のジン・シン選手が終始トップを守り抜いて優勝を勝ち取った。
レース2でもマシン同士が接触するほどの激しい闘いが繰り広げられた。トロフェオ・ピレリ・クラスでは、レース1のチャンピオンであるフタソイット選手が1.039秒の僅差でティプトビアントロ選手を抑えて連覇を飾った。
トロフェオ・ピレリAMクラスでは、レバノンのタニ・ハナ選手が今シーズン初勝利を飾り、中国のウェイ・スゥ選手が2位、3位には日本の森選手が入った。
コッパ・シェル・クラスでは、中国のシン・ジン選手が中盤にスピンして後退したにもかかわらず見事な追い上げを見せ、ライバルのハン選手を勇敢なドライビングで追い抜き、僅差で勝利を勝ち取った。
今回はレースの結果をお伝えすると共に、思い思いのカラーリングが施された参加した全車のカラー・スキムをお目にかけよう。