スコダ・ファビアのピックアップ・コンセプトが登場
公開 : 2015.04.30 22:20 更新 : 2017.06.01 02:10
チェコの都市、ムラダー・ボレスラフにあるスコダ・アカデミーでデザインを学習する17〜18歳の生徒が考案した、スコダ・ファビア・ベースのピックアップ・コンセプト、ファンスターが登場した。
このクルマは、同じくスコダ・アカデミーから登場したスコダ・シティジェットに続くモデルであり、今年の5月に行われる予定のヴェルターゼ・フェスティバル内のGTIミーティングでパブリック・デビューする予定だ。
ホイールはスコダ・オクタビアRSが履く18インチと共通であり、123psを発揮する1.2ℓ TSIガソリン・エンジンには7速のDSGが組み合わされる。
当初、生徒達は1.8ℓのTSIを望んでいたとのことだが、ピックアップ用のエンジンとしては大きすぎるということで却下されたらしい。
スポーティーをテーマにした内装は、スポーツ・ステアリングや1400Wのサウンド・システムと200Wのサブ・ウーファーが特徴。タッチスクリーンのインフォテインメント・システムはスマートフォンと接続できる。
白と緑で統一した内外装は、スコダのカンパニー・カラーを象徴したもので、これに合わせてLEDデイタイム・ランニング・ライトも緑になった。
ピックアップ・タイプになることで、サイド・パネルとBピラーを強化しているとのこと。荷台部分にはステンレス製のシートを貼っている。
コンセプトの構想が始まったのは2014年の9月で、当初84種類のデザイン原案があがったとのこと。中にはファビア・ベースのオフロード版もあったのだそうだ。
そこからの細かなデザインはスコダ・アカデミーに在籍する3年生が進めたという。現在スコダ・アカデミーには13のトレーニング・コースがあり、880人の生徒が勉学に励んでいる。
スコダはこのトレーニング・センターのために約£1,400,000(2億5,600万円)の投資を行ったばかりである。
スコダいわく去年のシティジェットは大反響だったとのこと。今回のピックアップも好評ならば、市販化こそされないが、また来年もプロジェクトを立ち上げたいとしている。