セアト・イビーザ、フェイスリフト

公開 : 2015.05.08 22:30  更新 : 2017.06.01 02:10

セアトは、クリーンなエンジンの搭載と大幅なキャビンのアップデートを行ったイビーザをバルセロナ・モーターショーで公開する。

フォードフィエスタのライバルとなるスペインのコンパクト・カーは、3ドアのSC、5ドア、そしてエステートであるSTの3つのボディ・スタイルが設定されるのは従来通りだが、LEDデイタイム・ランニング・ライトを持つヘッドランプ、2種類の新しいアロイ・ホイール、そして新しいボディ・カラーが与えられる。

イビーザは、今回フォルクスワーゲン・グループの新しい3気筒ユニットが採用されることになった。エントリー・レベルの75psの1.0ℓユニットは、既にセアトのミーおよびシティゴに搭載されているものだ。また、このエンジンのターボ・バージョンはフォルクスワーゲン・グループとして初めてデビューしたユニットで、90psおよび110psという2つのチューニングが用意される。

ガソリン・エンジンの上位モデルとしては、1.4ℓ4気筒ターボの “ACT” エンジンが搭載される。シリンダー・オン・デマンド・システムを持ち、150psのパワーを持つ。

ディーゼルは、1.4ℓの3気筒で、ベーシックな75ps版のほか、90ps、105psというパワフルなオプションとして用意される。

プラットフォームはPQ26がそのまま使用されるが、サスペンション・セッティングも見直されているという。主に乗り心地の向上と、ダイレクトなレスポンスがその目的だという。アダプティブ・ダンパーはオプションで、コンフォートとスポーツ、2つのモードを持つものだ。あmた、ステアリングも従来の油圧から車速感応型の電子制御となる。セアト・ドライブ・プロファイルを装備すると、ステアリングの重さ、レンスポンスをモード・セレクターで選択することが可能だ。

キャビンは材質がソフトタッチなものに変更され、エントリー・レベルのSを除いてはタッチ・スクリーンのインフォテーメント・システムも標準装備となる。また、オプションのカラー・パックでは、エア・ベントのまわりやステアリング・ホイールの一部、そしてインテリアの一部にカラーのハイライトが付けられる。

価格はまだ発表されていないが、75psの3気筒3ドアのSトリムで£11,500(212万円)、SEトリムで£12,500(230万円)程度となろう。

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