text & photo:高桑秀典 (Hidenori Takakuwa)
オールドナウ・カーフェスティバルは、毎年、子どもの日の定番イベントとして開催されている。新旧名車が多数集まり、走りのよさやスタイルの流麗さを披露したりする筑波サーキット最大のイベントだ。懐かしいヒストリックカーから話題の最新スーパーカーまでが集結し、家族全員で楽しめる点を特長としている。
車両展示あり、デモランあり、レースあり、ステージショー(スペシャル・ライブやキャラクター・ショーなど)などといったように、プログラムが驚くほど充実しているのが特徴だ。オールドナウでは、このスタイルを1986年から継続してきた。
未来のクルマ好きとなる子供たちが来場しやすいように、中学生以下の入場およびパドックパス料金を無料としている点もポイントで、好天に恵まれた今年も数多くの子どもたちがニコニコ顔で筑波サーキットを闊歩した。
また、今回もサーキット内にオールドナウ・ファミリーランドが用意され、ステージショーの他、フードコートやオリジナル通貨「オルン」で遊ぶことができるキッズコーナー(エア遊具や縁日)で楽しい1日を満喫することができた。
オールドナウ・カーフェスティバルに行くことにより、コース上を疾走している新旧名車(=オールド/ナウ)の写真を撮ったり、車両展示スペースに飾られた名車のディテールを確認でき、ファミリーランドで心行くまで遊んだりできる。このほかコース上における最後の走行枠としてパレードランが用意されているため、嬉しいことに会場まで乗って行った自身のクルマにて筑波サーキットを走ることもできる。
まだオールドナウ・カーフェスティバルに参加したことがないという方は、来年の5月5日の予定を今のうちに空けておくといいだろう。きっと楽しめる1日になることだろう。
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オールドナウ・カーフェスティバルは、毎回、数多くのクルマ好きが集まる好イベントだ。
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348のようなちょっと懐かしいモデルも、フェラーリクラブジャパンのデモランで快音を披露。
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フェラーリクラブジャパンは日本初のフェラーリオーナーのためのクラブとして1982年に誕生した。
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エンツォ・フェラーリも筑波サーキットを疾走し、圧倒的な存在感で見る者を楽しませてくれた。
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グループ4仕様をイメージしたモディファイが施された308GTBクワトロバルボーレも姿を見せた。
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ヒストリックカー・サーキットランには、1986年以前に生産された車両が24台がエントリーした。
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1961年型BMWイセッタ250もヒストリックカー・サーキットランに参加し、注目を集めた。
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徹底的にモディファイされポルシェ風になった1968年型VW タイプ1の排気量は2332ccまで拡大。
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トヨタ2000GTオーナーズ・クラブは午前中にデモランを実施。各車が素晴らしい走りを披露。
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ポルシェ・ヒストリック・サーキットランは、パレードランとスポーツ走行の両方が行われた。
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1989年型までがクラシック、それ以降がモダンとして区分。この928GTは1991年型でモダン・クラスに。
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マツダ・ロードスターによるJAF公認ナンバー付きレース「ロードスター・パーティレースII」が行われた。
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パーティレースは「遊び心を忘れない大人たちのレース」という基本コンセプトを掲げ人気を集めている。
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多くのアマチュアモータースポーツファンがロードスター・パーティレースIIに参加。まだNBが現役だ。
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グループ ロータス ジャパンの走行枠では、新旧ロータスの走りのよさを再確認できた。
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歴代のロータス各モデルとともに、ファミリーといえるケータハム・スーパー7も筑波サーキットを疾走した。
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気軽に参加できるタイムアタックのJAF筑波サーキットトライアル選手権の第1戦が行われ、24台が参加。
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フェラーリ・カップの決勝レースでは、各車が200km/hを超えるスピードで筑波サーキットを駆け抜けた。
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FJ1600の後継として2007年にスタートしたJAF筑波スーパーFJ選手権の第2戦も実施された。
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30分間にわたるCG CLUB・デモランでは、様々なクルマたちが思い思いのペースで走行していた。
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コスモ・スポーツ・オーナーズクラブによる迫力あるデモランを観賞することもできた。
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サーキットの狼ミュージアムの出張展示スペースでは、おなじみの仕様のロータス・ヨーロッパを展示。
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ヨーロッパの横には、ストーリーに欠かせぬランチア・ストラトスも展示され、スーパーカー好きを魅了。
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特設イベントステージでは、オープニング後にレースクイーン・オンステージが行われた。
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オールドナウ・ファミリーランドでは、ふわふわコーナーや縁日コーナーを、子供達と共に楽しめた。
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ファミリーランド内に設けられた京商のブースでは、Dslot43のテストドライブを体験することができた。
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オートカー・ギャラリーで紹介したイラストレーターのKen-1 Hayashibe氏も出店し、来場者の人気を集めた。
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大型観光バスに乗って筑波サーキットを1周できるサーキット・バスツアーも盛況だった。
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パドックに設けられたMZ Racing&パーティレース・ブースでは、グッズの販売と車両展示が行われた。
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プレミアムEVセダン「テスラ・モデルS」の体験試乗会はオーバルコースで実施された。
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フェラーリ・カップ #11/フェラーリ430チャレンジ
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フェラーリ・カップ #12/フェラーリ458チャレンジ
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フェラーリ・カップ #13/フェラーリ360モデナ
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フェラーリ・カップ #14/フェラーリ360モデナ
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フェラーリ・カップ #17/フェラーリ430GT
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フェラーリ・カップ #18/フェラーリ458スペチアーレ
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フェラーリ・カップ #19/フェラーリF355ベルリネッタ
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フェラーリ・カップ #21/フェラーリ360モデナ
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