セアト・レオンSTクプラ280がニュルで8分切り
公開 : 2015.05.15 22:20 更新 : 2017.06.01 02:09
セアト・レオンSTクプラ280がニュルブルクリンクで8分を切るタイムをマーク。史上最速のエステート・モデルとなった。そのタイムは7分58秒12。このラップ・タイムは2007年のアウディR8 V8クーペの8分4秒や、日産スカイラインR33 GT-Rの7分59秒よりも速いという驚きのタイムだ。そして、同時に、昨年3ドアのレオンSCクプラが打ち立てたタイムよりも0.3秒速い。FWD最速は、現時点ではメガーヌ・ルノースポーツ275トロフィーRの7分54秒3というものだが、このタイムにも迫るもの。
レオンSTクプラ280は、FWDモデルで、0-100km/h加速が6.1秒、トップ・スピードは250km/hとなる。2.0ℓ4気筒ターボ・ユニットのパワーは280ps/5600-6500rpm、トルクは35.7kg-m/1700-5600rpmだ。
このタイムにチャレンジしたのは、前WTCCのドライバーであり、前F1ドライバーのマルク・ジェネの兄弟にあたるジョルディ・ジェネだ。タイムを出したモデルは、レオンSTクプラ280にオプションで用意されるパフォーマンス・パックを取り付けたもの。ギアボックスは6速マニュアルだ。パフォーマンス・パックは、ブレンボのφ370 4ピストン・キャリパーと、ハイ・パフォーマンスは19インチ・タイヤ、そしてリミテッド・スリップ・デフなどによって構成される。
このレオンSTクプラ280は、5月13日から16日に行なわれるヴェルターゼ・チューニング・フェスティバルでデビューし、ダイナミック・グレイにペイントされ、サイド・スカートと19インチ・アロイホイールを履いた ’ブラック’ パフォーマンス・パックも同時にリリースされる。