フェラーリ・カリフォルニアにパワーアップ&軽量化モデル
公開 : 2012.02.16 10:52 更新 : 2017.06.01 00:54
フェラーリは、カリフォルニアのより軽くよりパワフルなバージョンを来月のジュネーブ・モーターショーでデビューさせる。
新しいエグゾースト・マニフォールドとエンジン・マッピングの見直しによって、4.3リッターのV8エンジンのパワーは30bhpアップし482bhpとなる。また、トルクも51.4kg-m/5000rpmにアップするだけでなく、そのトルク・カーブも高回転型に移行されている。
新しいアルミニウムの製作技術と製造技術を取り入れた結果、カルフォルニアのシャシー重量を30kg軽減することに成功した。しかし、軽量化をしたことによってその強度が落ちることは一切ないとフェラーリはコメントしている。
そのパフォーマンスは、以前のバージョンと比べると0-100km/h加速で0.1秒速い3.8秒をマークする。
また同時にフェラーリは、”ハンドリング・スペシャル”パッケージをオプションとしてカルフォルニアに用意する。599のHGTEパッケージと同様に、ステアリングのアップグレードと、ダンパー、スプリングの修正がされたものだ。
ハンドリング・スペシャルはカリフォルニアをよりイージー・ドライブにするものだが、これは顧客の要望に応じて用意されたものというだけでなく、最近のフェラーリに伝統的なアピール方法でもある。ハンドリング・スペシャルをもう少し具体的にみると、まず、磁気流動ダンパーをコントロールするソフトウェアのプログラミングの見直しと、ダンパーへの低摩擦シールの導入によって、サスペンションのバンプに対する反応が50%も上がっている。更に、ステアリング・ラックを10%ほどクイックにし、ボディ・コントロールを改善するためにスプリングも15%強化しているのだという。カルフォルニアの新しいオーナーの多くは、このハンドリング・スペシャル・パッケージをオプションとして選ぶことになるだろう。
また、カルフォルニアは今回より、オプションの2トーン・フィニッシュを含め、新しい新しい3層の塗装技術によるボディ・カラーが選べるようにもなっている。