シボレー・カマロ・プロトタイプ
公開 : 2015.05.19 23:50 更新 : 2017.05.29 18:36
カマロ史上、最も軽くパワフルな新型モデルは、もちろんフォード・マスタングに照準を合わせている。
■どんなクルマ?
フル・モデル・チェンジを果たした2016年式シボレー・カマロの床下は、ホールデン・ソースのゼータ・プラットフォームから、キャデラックのATSやCTSが使用するアルファ・ストラクチャーへと変更を受けた。
その結果、こちらの6代目のカマロはこれまでのモデルよりも遥かにモダンになっただけでなく、より小さく、そして軽くなった。
外から見ると、紛れもなくカマロであるが、レトロというよりもむしろ現代的であり、デザイン部門もあまり過去のモデルに頼らないように心がけたようだ。
‘1960年代から90年代の味わいを復元’ というよりも、‘5代目からの大変革’ といった捉え方が、このクルマに関しては適切だろう。
先述のアルファ・プラットフォームとウエイトを気遣ったエンジニアリング・プログラムのおかげでクーペ・タイプの重量は少なくとも90kg軽くなっている。
内訳のもっとも大部分を占めるのはストラクチャーそのもののダイエットであり、これだけで60kg減。さらにサスペンションを始めとする広範囲にアルミニウムを用いることにより30kgの軽量化に成功したというわけだ。
ディメンションは、横幅が21mm、全長が67mm縮小済み。GMのプロダクト責任者マーク・ロイスによると構造剛性は28%アップしたのだそうだ。