text & photo:Yasuhiro Ohto (大音安弘)
カングー好きのみならずルノー・ファンにもすっかり定着した感のあるルノー・ジャポン独自のカングー・ファン公式イベント「ルノー・カングー・ジャンボリー2015」が5月17日(日)に開催された。
昨年同様に湖畔に面し、雄大な富士山の姿も望める山中湖交流プラザ「きらら」を会場に、日本中から新旧の個性豊かなカングーが集結。その数、なんと1014台! それ以外のルノー車も271台、他ブランド車も488台が参加するなど、過去最高の規模に……。開催を重ねるたびに参加車両は増加しているが、今年はゲートオープンを5時に早めるなど対策を講じられており、スムーズに会場入りができた。
メインステージ前には、フルラインナップ展示や充実のマルシェ・コーナーが展開。豊富なアウトドア関連グッズやお宝のルノー・グッズなども並んだ。またルノーとも縁の深いフランス菓子の名店「ピエール・エルメ・パリ」のマカロンの試食コーナーは本年も設けられ、長蛇の列ができるほどの好評振り。このフランスの銘菓もすっかりこのイベントの定番として定着した様子だ。
ステージでは、誕生40周年を記念し、カングーとのコラボレーションを行っている「マイメロディ」の登場や、恒例のじゃんけん大会が行われるなど、大人から子供までファミリーで楽しめる内容に。サプライズとしてオレンジ・メタリックが美しい注目の限定車「ペイサージュ」がお披露目され、カングー・ファンから熱い視線を集めていた。
来場者が行うフリーマーケット・ブースも盛況で、今年はさらにエリアを拡大。カングーのラゲッジはお店へと早変わりし、個性あふれるオリジナル・グッズや秘蔵のルノー・グッズやミニカーが放出されるなど幅広い商品が並んだ。店主もお客もお互いにカングー・オーナー同士ということもあり、店先のあちらこちらでカングー話題を中心に盛り上がる光景も見受けられた。
今年も個性豊かなモディファイや、多数の限定車が大集結した駐車スペースも重要な見学ポイント。そして、カングー以外の新旧ルノー・モデルの参加も見受けられ、ルノーを愛するものの祭典としての位置も築きつつある。楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、気が付けば閉会式に……。帰路の先々で出会う多くのカングーたちのおかげで、帰宅までイベントが続いているような楽しさを覚えた。
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メインステージ前には、限定車の公開を楽しみに、多くの人たちが集結。当日の来場者数は3636名にも上った。
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イベント開会に際して、ステージに登壇したルノー・ジャポン代表取締役社長である大極 司氏。好天と多くの来場者に恵まれたことを喜んだ。
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この日、お披露目になったあらたな限定車「ペイサージュ」のデモンストレーションランも実施。その姿を多くのファンが見守った。
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限定車「ペイサージュ」についてプレゼンテーションを行うルノー・ジャポンの商品企画担当であるブレン氏。
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恒例となった記念撮影。皆で集まった喜びと来年の再会の誓いを込めて合言葉の「グー!KANGOO」でパチリ!
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マイメロディとのコラボで誕生した「マイメロディの思いやりお花屋さん」も登場。子供たちに大人気だった。
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会場全体より誕生40周年を祝され喜ぶ「マイメロディ」。来場者と記念撮影を行うなどイベントを盛り上げた。
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今年も大好評だった「ピエール・エルメ・パリ」のマカロン。長蛇の列ができ、瞬く間に品切れに……。
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メイン会場では、フルラインナップ展示を実施。カングーのみならず、他のモデルへの関心の高さも窺わせた。
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会場内を行くストリート・パフォーマーたち。この日も演奏やクラウンなど様々なパフィーマンスが披露された。
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湖畔の風景を楽しみながら、会場入り。こんな風景さえ、愛らしさを感じてしまうのは、カングーだからこそ!
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昨年の盛況を受け、拡大されたフリーマーケット・エリア。オリジナルから秘蔵アイテムまで様々な商品が並ぶ。
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初代に加え、現行カングーの数も順調に増加中。フェイスリフトを受けた新型の姿も数多く見受けられた。
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物販ブース奥に広がる駐車スペース。この景色にあるクルマたち、ほぼ全てがカングーというから驚きである!
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フリーマーケット・ブースでは可愛い姉妹の店舗も……。こんなアットホームさもイベントの魅力のひとつ。
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第2駐車場も、見渡す限りカングーだらけ。初代に現行型、そして限定車。多種多様なカングーが揃う。
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空には雲がやや目立ったが、天候に恵まれた一日に。富士山も時折顔を出すなど山中湖畔の絶景を楽しめた。
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1.2ターボのM/Tモデルの好評もあり、新型マスクのカングーも着々と、数を伸ばしている印象だ。
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‘80年代らしいデザインが魅力のルノー・シュペール5TSも参加。
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キャトルの廉価版であるルノー・トロワ。滅多にお目に掛かれない希少車。
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キャトルをベースにする商用車のルノー・キャトル・フルゴネットも来場。
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ルーテシアRSを始め、現行のルノー・スポールの各モデルも大集結!
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人気上昇により、参加台数も増加しているルノー・キャプチャー。
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回転式電動オープンルーフを持つコンパクトスポーツ、ルノー・ウインド。
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日本でもファンが多い往年の名車ルノー・エクスプレスも数台を発見!
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欧州MPVのフィアット・クーボと姉妹車シトロエン・ネモも緊急参戦!?
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オリジナルのモディファイを加えられたカングーも多数見受けられた。