F1グランプリ第6戦 モナコGP ーー ニコ、モナコ3連勝
公開 : 2015.05.25 22:50 更新 : 2017.06.01 02:09
ここ7年間、モナコではポールシッターがそのまま1位でフィニッシュしている。しかし、今年のモナコは違った。
レース序盤は、ポールシッターのハミルトンがトップ。2番手に同じメルセデス-AMGのロズベルグ、そして3番手にフェラーリのベッテルというオーダーで周回を重ねた。オーバーテイク・ポイントが少ないモナコだけに、その順位はほとんどのドライバーが1回だけ行ったタイヤ交換の後でも変わることはなかった。
しかし、64周目、ロータスのグロージャンに、トロ・ロッソのフェルスタッペンが接触。フェルスタッペンがターン1のバリアに突っ込むカタチで止まってしまうというアクシデントが起こる。これでセーフティ・カーが導入されると、充分なリードを保っていたハミルトンがピットに入り2回目のタイヤ交換を行った。ところが、ハミルトンがコースに復帰すると、ポジションはロズベルグ、ベッテルの後ろ、3番手のポジションとなってしまった。
残り8周でペースカーが退去し、レースは再開。そして結局ニコ・ロズベルグがそのままトップでチェッカードフラッグを受けた。ロズベルグはスペインGPに次いで2連勝。そしてモナコGP3連勝という偉業を成し遂げた。
2番手にはベッテル、3番手にハミルトン。そして4番手、5番手にはクビアト、リカルドとレッドブルの2人が入った。フェラーリのライコネンは、その後ろ6番手に終わった。
ホンダ・エンジンを搭載するマクラーレンは、アロンソがギアボックス・トラブルでリアタイアしたものの、バトンが8位入賞。6戦目にしてはじめてのポイントを獲得した。アロンソも43周目にリタイアするまではポイント圏内で、初のダブル入賞かと思わせたが、これは第7戦、カナダGP以降に期待ということになった。
第6戦 モナコGP結果
1 | N.ロズベルグ | メルセデス-AMG |
2 | S.ベッテル | フェラーリ |
3 | L.ハミルトン | メルセデス-AMG |
4 | D.クビアト | レッドブル |
5 | D.リカルド | レッドブル |
6 | K.ライコネン | フェラーリ |
7 | S.ペレス | フォースインディア |
8 | J.バトン | マクラーレン |
9 | F.ナッセ | ザウバー |
10 | C.サインツ | トロ・ロッソ |