プジョー308SW GTディーゼル
公開 : 2015.05.26 23:40 更新 : 2017.05.29 19:00
欧州風にいうならCセグメント。よりわかりやすく表記するなら、VWゴルフと同カテゴリーに位置するプジョーのクルマ。それが308である。
3ケタの数字をモデル名とするプジョー各車は、フルモデルチェンジのたびに末尾の数字がひとつずつ増えていくのが通例だったが、2014年より日本国内でも販売されている現行の308は先代と変わらず「308」を名乗る。
モデルバリエーションはハッチバックの308と、ワゴンボディを持つ308SWが存在するのもVWゴルフと同じ。そして308/308SWにはスポーツグレードの「GT」が用意されているのもライバルと同様だ。
そんなプジョー308GT/308SW GTには、1.6ℓ4気筒ターボのガソリン・エンジンと、2ℓ4気筒ターボ・ディーゼルという2種類のパワーユニットが用意される。注目はやはり後者のディーゼル・モデルだが、プジョー・ジャポンによると2016年にも日本市場への導入を検討しているとのこと。
最高出力180ps/3750rpm、最大トルク400Nm/2000rpmを発揮するその308SW GTディーゼルに、プジョーの生まれ故郷であるフランス・パリで試乗した。
■どんなクルマ?
ベースモデルである308SWは、現行モデルになってボディサイズが全長+70mm、全幅-15mm、全高-85mm(すべて先代比)となり、ワゴンらしさを強く感じさせるスタイルとなっているが、スポーツモデルであるGTは専用のグリルやホイールを装着するなど、ひとめで通常モデルとは異なる印象を与えてくれる。
なかでも一番の特徴は、遠くからでも明らかに凛々しさを感じさせるヘッドライトだろう。GT専用となるライトは左右合計で62個ものLEDで構成され、高級感をアップさせるだけでなく、夜間走行時には遠くまで広い視界を確保してくれる。
そのほかでは脚元に組み合わされる18インチ・ホイールもGT専用。オーソドックスな5本スポークのデザインをベースに、サポートブレースのようなバーを備えるデザインは独特かつスポーティな印象を与えるもの。装着されるタイヤはミシュラン製パイロットスポーツ3と、こちらも308SW GTの性格を物語る選択といえる。